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 トヨタ自動車とSUBARU(スバル)から、電気自動車(EV)が発売された。トヨタの「bZ4X」とスバルの「ソルテラ」である。両社が共同開発した車両だが、フロントグリルやリアコンビネーションランプなど外観の一部と、装備に若干の違いがある。競合と考えられるのは、日産自動車の「アリア」や、韓国Hyundai Motor(現代自動車)の「IONIQ 5」などだろう。

bZ4Xは、グリルレスな外観を採り入れた
bZ4Xは、グリルレスな外観を採り入れた
(写真:筆者が撮影)
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 bZ4Xとソルテラは、アリアやIONIQ 5と車体寸法がほぼ同じで、車載の電池容量は71.4kWhであり、一充電走行距離はWLTCモードで559km[前輪駆動(FWD)車]だ。ちなみにアリアとIONIQ 5は、それぞれ66kWhで470km、72.6kWhで618kmという性能だ。IONIQ 5には、電池容量を抑えた仕様もある。また、アリアはFWDと四輪駆動(4WD)の設定だが、IONIQ 5の二輪駆動は後輪駆動(RWD)となり、4WDもある。

ソルテラは、スバルのイメージアイコンであるヘキサゴングリルの面影を残した顔つき
ソルテラは、スバルのイメージアイコンであるヘキサゴングリルの面影を残した顔つき
(写真:筆者が撮影)
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 スバルは、三菱自動車が「i-MiEV」を発売した2009年に「プラグイン・ステラ」という軽EVを出したが、継続しての販売はない。トヨタにしてもスバルにしても、本格的なEVの市販は今回が初といえる。

 新車試乗会は、250km前後の長距離を、途中でbZ4Xとソルテラを乗り換える方式で開催された。両社ともFWDと4WDの選択肢があるが、今回は4WDのみでの試乗となった。

長距離移動形式で行われた試乗会では、途中で急速充電する体験もした
長距離移動形式で行われた試乗会では、途中で急速充電する体験もした
(写真:筆者が撮影)
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 運転感覚は、EVの常としてモータートルクを生かした力強い発進と、滑らかな加速という標準的な性能を満たしており、完成度の高いEVとの印象を与える。

 しかし細部については、EVとしての熟成不足を感じさせられた。最も気になったのは、騒音だ。