御堀直嗣の注目新車インプレッション
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日産「リーフe+」、EVの懸念を払拭する出来栄え
日産自動車の電気自動車(EV)「リーフ(LEAF)」に、走行距離を延ばした「リーフe+」が追加発売となった。現行の2代目リーフの標準車は、搭載するリチウムイオン電池の容量が40kWhであり、走行距離はWLTCモードで322km、従来のJC08モードで400kmである。
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アルファロメオ「ステルヴィオ」にディーゼル車、課題は敏感過ぎるステアリング
欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の日本法人は「アルファロメオ(Alfa Romeo)」ブランドのSUV(多目的スポーツ車)「ステルヴィオ(Stelvio)」に、新開発のコモンレール式2.2Lディーゼルターボエンジンを搭載した「STELVIO 2.2 TURBO DIESEL…
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メルセデス「Aクラス」、静粛性・操縦性を高め、音声認識も改善
ドイツ・ダイムラー(Daimler)のメルセデス・ベンツ(Mercedes Benz)「Aクラス」が、フルモデルチェンジをして4代目となった。先代から、それまでの2重の床構造を持つサンドイッチコンセプトをやめ、ドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen)の「ゴルフ」や、同BMWの「1シリーズ…
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ホンダ「インサイト」、前席は心地よいが、後席や荷室に課題
ホンダのハイブリッド車(HEV)「インサイト」が、フルモデルチェンジにより3代目となった。基本骨格は同社の「シビック セダン」とほぼ同様であり、車両の外形寸法が若干異なる。全長が長く、全高がわずかに低く、クーペのような造形をより際立たせている。
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「レクサスUX」、低燃費でもエンジン音は気になる
「UX」は、トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」に新しく誕生した小型クロスオーバー車である。競合車は、スウエーデン・ボルボ(Volvo)の「XC40」や、ドイツBMWの「X2」とみられる。
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レクサス「ES」、世界初採用の電子ミラーは課題が残る
トヨタ自動車の「レクサス」ブランドに、新たに4ドアセダンの「ES」が加わった。ただし、米国市場ではレクサスが導入された当初からESは販売されており、国内では、トヨタ「カムリ・プロミネント」4ドアハードトップとして販売されたクルマだ。またESの2~4代目はトヨタ「ウィンダム」として売られてきた。続く…
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メルセデス・ベンツ「Sクラス」、ディーゼル車の振動や騒音を抑制
ドイツ・ダイムラー(Daimler)の「メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)」ブランドは、「Sクラス」に新開発の直列6気筒ディーゼルターボエンジン車「S400d」を追加した。
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ホンダ「NSX」、部分改良でクルマとの一体感向上
ホンダのミッドシップスポーツカーである「NSX」は、現在の2代目が2016年に発表となり、今回マイナーチェンジ(部分改良)が行われた。2018年10月から受注を開始し、2019年5月から発売される。マイナーチェンジの成果を確認する試乗を行った。
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ホンダ「CR-V」、1.5Lガソリンターボは力不足
ホンダのSUV(多目的スポーツ車)である「CR-V」は、4代目の2016年に日本市場への導入が途絶えたが、2018年11月から5代目が再び国内販売されることになった。米国市場を含め、海外での販売を視野に車体全長は4605mm、全幅は1855mmで国内の道路環境にはやや大柄である。ただ、近年は輸入車…
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ジープ・ラングラー、2ドア車は乗り心地に課題、悪路の走破性は高い
欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の「ジープ・ラングラー(Jeep Wrangler)」が、11年ぶりにフルモデルチェンジした。マイナーチェンジなのかと思われるかもしれないが、詳細に見ていくと外観も新しくなっており、また走行性能も大幅に改善されている。
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メルセデス「Cクラス」、地味ながらも味わい深い1.5L BSGエンジン
4代目となるメルセデス・ベンツ(Mercedes Benz)の「Cクラス」が、2014年のフルモデルチェンジ後の大幅改良を経て、2018年7月に売り出された。車両全体の約55%に相当する6500点の改良が施されたとする。
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アウディ「A8」、“車幅のつかみにくさ”をADASが補う
ドイツ・アウディ(Audi)のフラッグシップ4ドアセダンである「A8」が、8年ぶりにフルモデルチェンジした。「技術による先進」を掲げるAudiらしい特徴として、48Vのマイルドハイブリッドを実現するV8ツインターボエンジンを試乗で体感することになった。
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マツダ「ロードスター」の部分改良、軽やかな走り出し
Mazdaがオープンスポーツカーで、ソフトトップのROADSTER、ハードトップのROADSTER RFを商品改良した。
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スズキの軽「ジムニー」、140万円台で悪路走行を楽しめる
Suzukiの本格的軽4輪駆動車JIMNYが、20年ぶりにフルモデルチェンジをして4世代目となった。1970年の初代から、世界194か国および地域で、累計285万台を販売してきた実績により、未舗装路での走破性が新型でも第一であることに変わりなく、ラダーフレームと前後固定軸のサスペンションを継承して…
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ホンダ「クラリティPHEV」、EV航続距離100kmでモーター走行重視
2017年12月に米国で先行販売されているHondaのCLARITY PHEVが、日本でも発売された。クラリティは、燃料電池車のクラリティ・フューエルセル、電気自動車のクラリティ・エレクトリックそしてプラグインハイブリッドのクラリティPHEVの3車共通でプラットフォームを利用する独自性を持つ。
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グループPSAの上級車ブランド「DS」、個性的だが操作しにくい面もある
フランスのDS Automobilesのフラッグシップ車であるとともに、同社初のSUVとなるのがDS7 CROSSBACKである。CセグメントのSUVに位置付けられるが、Peugeot 3008と比べて若干大きく、Dセグメントに近いCセグメント最大寸法であるとの説明だ。
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ホンダ「N-VAN」、仕事にも遊びにも使える室内空間
Hondaが、軽乗用車のN-BOXを基に軽商用車として開発したのが、N-VAN(エヌバン)である。同社には既に、ACTYという軽商用バンがあるが、1999年の3世代目以降20年近くもモデルチェンジされずにいた。
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ダイハツの軽自動車「ミラトコット」操安性をもっと高められないか
DaihatsuのMira TOCOTは、若年女性エントリーユーザーを主な顧客と想定し、そこに近い女性社員によるプロジェクトチームが企画した新しい軽自動車である。
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トヨタ「クラウン」、輸入車と肩を並べた国内専用車
Toyotaの新型CROWNは、15代目となり、これまで以上にクルマとしての進化を実感させる仕上がりになった。
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トヨタ「カローラ」、TNGA対応グローバルカーの熟成はこれから
Toyota CAROLAが、フルモデルチェンジをして12世代目の新型となった。現行プリウスで採用が開始されたTNGA(Toyota New Global Architecture)を使う第3弾(第2弾はC-HR)の車種になる。今回発売される「カローラ・スポーツ」は、グローバルで販売されるハッチ…