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 コンピューターの内部構成の中で、メモリーは、プロセッサーと並ぶ最重要部品である。その性能はコンピューターの性能に直結し、その安定した調達はシステム開発やビジネスを考える上での前提になる。だから、メモリー業界の勢力図の変化に、無関心ではいられない。

 しかし、ニーズ側ではクラウド化や人工知能(AI)、IoTといった新たなコンピューティングの活用が広がり、シーズ側ではMooreの法則の停滞や新メモリーが登場している。メモリーを取り巻く環境は、大きく、複雑な構図で変化している。現在は好景気に隠されてはいるが、メモリービジネスのかたちは、水面下で徐々に変わりつつあることだろう。

 メモリーメーカー各社を俯瞰し、長期的な視野から今後の優劣を生み出す要因を洗い出している今回のテクノ大喜利。3番目の回答者は、某ICT関連企業のいち半導体部品ユーザー氏である。同氏は、ユーザーの視点から、現在のメモリー活用の状況を鑑みて、どのようなメモリー業界のかたちが望ましいのか論じている。

(記事構成は、伊藤元昭=エンライト
いち半導体部品ユーザー
某ICT関連企業
いち半導体部品ユーザー ICT関連企業で装置開発に必要な半導体部品技術を担当。装置開発側の立場だが部品メーカーと装置開発の中間の立場で両方の視点で半導体部品技術を見ている。
【質問1】中国企業など新興勢力の台頭は、メモリーメーカーの勢力図にどのような影響を及ぼすと思われますか?
【回答】中国企業などの新興勢力の台頭で勢力図に多少の影響はあるが、大きくは変わらない
【質問2】SCMなど、新メモリーの実用化・普及は、メモリーメーカーの勢力図にどのような影響を及ぼすと思われますか?
【回答】普及にはまだ時間がかかるため勢力図にあまり影響しない
【質問3】メモリーメーカー各社が扱う製品・技術の違いは、今後の勢力図の行方にどのような影響を及ぼすと思われますか?
【回答】2軸での勢力争いが起きる構図に期待する