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 半導体業界には、「テクノロジー・ドライバー」と呼ばれる先端技術の開発と製造設備の投資判断の軸となる応用市場がある。1980年代まではメインフレーム、1990年代はパソコン、2000年代はデジタル家電、2010年代はスマートフォンが、その役割を担った。ただし、直近ではスマホの進化と市場成長が停滞。代わりになる先端技術の投入が求められ、成長余力のある応用市場として、車載半導体に注目が集まってきた。

 ただし、いくつか懸念点がある。1つは、車載半導体市場は、急成長が期待されてはいるものの、現時点ではIT機器向けなどに比べて市場規模が小さく巨額投資の回収役としては力不足であること。もう1つは、電子業界と比べてゆっくり進化と成長が進む自動車業界の動きが、半導体業界と歩調が合わないことだ。今回のテクノ大喜利では、車載半導体を半導体業界のテクノロジー・ドライバーに据える可能性とその条件、さらには波及効果について議論した。

【質問1】車載半導体を、半導体産業の技術開発や設備投資を考える際のテクノロジー・ドライバーに据えることができると思われますか?
【質問2】 車載半導体をテクノロジー・ドライバーに据えると、半導体業界もしくは自動車業界は、R&Dや投資上などでのいかなる戦略変更が必要でしょうか?
【質問3】車載半導体をテクノロジー・ドライバーとした場合、その恩恵もしくは不利益を受ける応用市場は何だと思われますか?

 3つの質問に対するそれぞれの識者による回答要旨は、以下の表の通りだ。

表1 テクノ大喜利「車載半導体をテクノロジー・ドライバーにできるか」回答まとめ
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表1 テクノ大喜利「車載半導体をテクノロジー・ドライバーにできるか」回答まとめ

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