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 大変革の渦中にある業界では、従来の技術開発やビジネスの延長上では、成長はおろか、現状維持さえままならない状況に追い込まれる企業が増えることだろう。窮地を脱し、継続的成長を望むのなら、イノベーションを創出できる技術やビジネスの開発体制が欠かせない。そして、多くの企業が、異業種間でのオープンイノベーションにその活路を見いだそうとしている。特に、応用領域が雑多な人工知能(AI)やIoT、ブロックチェーン、5Gなどを活用してビジネスを行う企業の多くで、異業種との共創・協業を実践するようになった。

 エレクトロニクス業界では、これまでにも顧客企業やパートナー企業との製品の共同開発などが活発に行われてきた。しかし、どちらかと言えば、完成された技術や商品の応用展開を模索するための協力関係が中心だった。これに対し、現在、各社が推し進める共創・協業は、企業価値の源泉となるようなコア技術や、事業の命運を懸けたビジネスの創出などが行われている。質が随分変わってきたように感じる。

 エレクトロニクス業界は、他業界の企業や機関との連携の質と量が企業競争力に直結する“大共創時代”と呼べる時代に入ったのかもしれない。今回のテクノ大喜利では、大共創時代の勝者が備える資質と取るべき戦略について議論した。

【質問1】外部の企業、研究機関、大学との協業、共創でないと生み出せない価値は何だと思われますか?
【質問2】大共創時代によりよいR&D戦略を実践するため、改めるべき日本企業の文化・制度・仕組みは何だと思われますか?
【質問3】協業相手として、多くの企業から望まれ、選ばれるモテモテの企業になるための条件は何だと思われますか?

 3つの質問に対するそれぞれの識者による回答要旨は、以下の表の通りだ。

表1 テクノ大喜利「“大共創時代”の勝者、その資質と戦略とは」回答まとめ
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表1 テクノ大喜利「“大共創時代”の勝者、その資質と戦略とは」回答まとめ

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