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 第5世代移動通信システム(5G)や自動運転車……。2020年は、近未来技術として開発されてきた技術が、いよいよ実用化に向かう年となる。これから社会実装されていく技術は、生活や仕事、さらには社会活動に大きなインパクトをもたらすものが多い。新技術の活用が進むことで、どのような変化が見られるのかとても楽しみだ。

 ただし、革新的な技術を実用化する際には、開発時には見えていなかった思わぬ問題点が急浮上してくるのが常だ。近未来技術が、開発時に想定した額面通りの効果と価値を生み出すためには、その潜在能力を引き出しながら、円滑に活用していく利用技術を成熟させていく必要があるだろう。

 今回のテクノ大喜利では、本来ならば年末に選ぶべきエレクトロニクス・機械分野での「〇〇 of the Year 2020」を、2020年初のこの時期に予想していただいた。回答者それぞれの見地から挙がった2020年に注目すべきトピック、技術、企業の中から、目立った意見をシステム編と半導体編の2回に分けてまとめたい。まずは、システム編である。

【質問1】 2020年、社会や産業界、エレクトロニクス業界に最も大きなインパクトを及ぼすと思われる動き「Topic of the Year 2020」は何だと思われますか?
【質問2】開発動向を注視したい技術、進歩を期待したい技術「Technology of the Year 2020」は何でしょうか?
【質問3】最も動向を注視したい企業「Company of the Year 2020」はどこでしょうか?

 3つの質問に対するそれぞれの識者による回答要旨は、以下の表の通りだ。

表1 テクノ大喜利「大予想、「〇〇 of the Year 2020」」回答まとめ
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表1 テクノ大喜利「大予想、「〇〇 of the Year 2020」」回答まとめ