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 シリコンカーバイド(SiC)や窒化ガリウム(GaN)など、シリコン(Si)以外の半導体材料をベースにしたパワーデバイスの応用が広がってきた。

 2017年7月、米テスラ(Tesla)が同社の「Model 3」のメインインバーターに、SiCベースのMOSFETを初採用。フラッグシップモデルに高価な部品を試しに使ったのではなく、同社の中で普及モデルと位置づけられる車種に採用された点に、自動車業界関係者の驚きが広がった。一方、GaNもパソコンなどのACアダプターを劇的に小型化する技術として、消費者に広く認知されるようになってきている。

 ただし、現時点では、非Si系半導体デバイスの生産に適した材料や装置を供給するサプライチェーン、さらにはデバイスの優れた潜在能力を引き出す周辺部品や設計手法といった利用技術を含むエコシステムは、整備されているとは言い難い。エコシステムの未整備は、非Si系パワーデバイス普及の盛り上がりに冷水を浴びせかねない要因だ。半面、エコシステムの整備に付随して新たな商機が生まれる未開拓のフロンティアが広がっているとも言える。今回は、非Si系パワーデバイスのエコシステムに潜む商機について議論した。各回答者に投げ掛けた質問は以下の通りである。

【質問1】 非Si系のパワーデバイスの生産に関連して、今後、新たな商機が生まれる可能性があるサプライチェーン上の商材は何だと思われますか?
【質問2】非Si系パワーデバイスに関連して、今後、新たな商機が生まれる可能性がある非Si系パワーデバイス関連の利用技術は何だと思われますか?
【質問3】非Si系パワーデバイスが市場成長することで、デバイスメーカー以外で成長が期待できる企業はどこだと思われますか?

 3つの質問に対するそれぞれの識者による回答要旨は、以下の表の通りだ。

表1 テクノ大喜利「非Si系半導体のエコシステムに潜む商機」回答まとめ
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表1 テクノ大喜利「非Si系半導体のエコシステムに潜む商機」回答まとめ