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 第5世代移動通信システム(5G)の本格的な商用サービスが、いよいよ始まる。そして、私たちの生活や社会活動に、大きなインパクトをもたらす応用が数多く生まれるものと期待されている。その一方で、早くも次世代の6Gの開発に関する話題が聞かれるようになった。2030年代の実現を目指し、世界中の企業や研究機関で技術開発プロジェクトが動き始めている。

 現時点では、世界のコンセンサスが得られた6Gの仕様が定まっているわけではない。5G比で、伝送速度・最大接続数を1ケタ高め、遅延時間を1ケタ下げることを狙うという大まかな開発目標があるだけだ。そこで今回のテクノ大喜利では、明確な開発指針のコンセンサスがない今だからこそ、6Gへの期待と応用について、緩くワイガヤ的に議論した。各回答者に投げ掛けた質問は以下の通りである。

【質問1】 6Gでは、現状の4Gや、これから実用化する5Gで抱えている、どのような課題の解決に挑むべきと思われますか?
【質問2】6Gは、どのような機器やシステムの進歩を後押しする技術であって欲しいと思われますか?
【質問3】6Gを応用した未来の移動通信システムには、どのような機能・性能の実現を期待しますか?

 3つの質問に対するそれぞれの識者による回答要旨は、以下の表の通りだ。

表1 テクノ大喜利「勝手に6Gキックオフ」回答まとめ
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表1 テクノ大喜利「勝手に6Gキックオフ」回答まとめ