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 半導体業界は、2019年は、メモリー不況の底に落ちていた。そして、5G関連や自動運転車の市場の立ち上がり、データセンターへの設備投資の再開など明るいトピックが多い2020年での市場の回復を期待していた。ところが、世界最大の半導体消費市場である中国で“コロナショック”が起きた。世界の工場を機能不全の底に突き落とした。

 回答者の方々の視座から見える新型コロナウイルスの影響が及ぶ可能性を洗い出している今回のテクノ大喜利。3番目の回答者は、Grossbergの大山 聡氏である。同氏は、2003年に起きたSARSが半導体市場に与えた影響を振り返り、今回のコロナショックが半導体産業に及ぼす影響を考察した。

(記事構成は、伊藤元昭=エンライト
大山 聡(おおやま さとる)
Grossberg 代表
大山 聡(おおやま さとる) 1985年東京エレクトロン入社。1996年から2004年までABNアムロ証券、リーマンブラザーズ証券などで産業エレクトロニクス分野のアナリストを務めた後、富士通に転職、半導体部門の経営戦略に従事。2010年よりIHS Markitで、半導体をはじめとしたエレクトロニクス分野全般の調査・分析を担当。2017年9月に同社を退社し、同年10月からコンサルティング会社Grossberg合同会社に専任。
【質問1】中国の電子産業に及ぼす影響に関して、特に気になる点をお聞かせください。
【回答】数カ月間におよぶ電子機器生産の低迷と中国市況の悪化
【質問2】日本の電子産業に及ぼす影響に関して、特に気になる点をお聞かせください。
【回答】他国に比べて相対的に悪影響が出やすいこと
【質問3】長期的視野から見た際の、世界の電子産業に及ぶ影響があればお聞かせください。
【回答】長期的な悪影響は限定的。「5G/IoT/AI」の活用加速に期待