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 新型コロナウイルスのまん延による“コロナショック”は、これ以上ないと言える最悪のタイミング、最悪の場所で起きたと言えるだろう。まず、世界の工場で世界最大の市場である中国で、最も人が動く春節にぶつかったことが、まん延の範囲を広げ、規模を大きくした。それだけはない。米中貿易摩擦の真っ最中に起きたことは、中長期的視点からは、世界経済の形の行く末をがらりと変えてしまうキッカケになった可能性すらある。米国から見れば、中国への依存度が高い製造業の現状を再考することの意義を、保護貿易論者でなくても実感できた出来事だろう。

 回答者の方々の視座から見える新型コロナウイルスの影響が及ぶ可能性を洗い出している今回のテクノ大喜利。4番目の回答者は、アーサー・ディ・リトル・ジャパンの三ツ谷翔太氏である。同氏は、今回のコロナショックが、世界の国や地域をつないで構築されているサプライチェーンを再構する契機になる可能性があることを指摘している。

(記事構成は、伊藤 元昭=エンライト)
三ツ谷 翔太(みつや しょうた)
アーサー・ディ・リトル・ジャパン パートナー
三ツ谷 翔太(みつや しょうた) 世界最初の経営戦略コンサルファームであるアーサー・ディ・リトルにて、エレクトロニクス産業を中心とした製造業に対する新規事業戦略・研究開発戦略・知財戦略の立案支援、ならびに経済産業省を中心とした官公庁に対する産業政策の立案支援に従事。GAFAに代表されるグローバルプラットフォーマーが独占的地位を得る時代から、自律分散型の企業モデルが息を吹き返す時代への移行を見通した、フラグメント化する世界 ーGAFAの先へーを日経BP社から出版(共著)。
【質問1】中国の電子産業に及ぼす影響に関して、特に気になる点をお聞かせください。
【回答】サプライチェーンにおける川下・川上両側へのインパクト
【質問2】日本の電子産業に及ぼす影響に関して、特に気になる点をお聞かせください。
【回答】特にスマホを構成する日系電子部品メーカーへの影響
【質問3】長期的視野から見た際の、世界の電子産業に及ぶ影響があればお聞かせください。
【回答】サプライチェーンの分散化と、感染症ソリューションの開発

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