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 2020年3月24日、トヨタ自動車とNTTは、互いに2000億円相当の株式を持ち合い、スマートシティービジネスの事業化を目指す業務資本提携することで合意した。自動車業界と通信業界を代表する、日本の株式時価総額の1位と2位グループの企業が手を結び共に新ビジネスに挑む、これまでにない大型企業連携である。

 両社はスマートシティーでの生活、ビジネスおよびインフラ、公共サービスなどを対象にして価値提供する「スマートシティプラットフォーム」を共同で構築。トヨタが静岡県裾野市に作るスマートシティーの実証都市「Woven City」と東京都港区の品川駅前のNTT街区の一部に実装する予定だという。くしくも、5月27日には、AI(人工知能)やビッグデータを活用して都市に内在する社会問題の解決を図る「スーパーシティ」の実現を見据えた改正国家戦略特区法が成立した。今回のテクノ大喜利では、日本を代表する巨大企業同士の異業種連携の枠組みの中で、スマートシティーをテーマにどのようなビジョンと新ビジネスを描くべきか議論した。

【質問1】自動車メーカーと通信サービス・プロバイダーの協業体制の下で、いかなる価値を持つスマートシティーの情報基盤を築くべきだと思われますか?
【質問2】日本の巨大企業同士の組み合わせだからこそ生み出せるムーブメントは何だと思われますか?
【質問3】トヨタ自動車とNTTが創出する「スマートシティプラットフォーム」を、グローバルビジネスとして展開できる可能性があると思われますか?

 3つの質問に対するそれぞれの識者による回答要旨は、以下の表の通りだ。

表1 テクノ大喜利「トヨタとNTTの協業、私ならこう生かす」回答まとめ
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表1 テクノ大喜利「トヨタとNTTの協業、私ならこう生かす」回答まとめ