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 台湾TSMCが、米国アリゾナ州に最先端の半導体工場を建設すると発表した。総額120億米ドル(約1兆3000億円)を投じ、月産2万枚の5nmプロセスラインを構築するという。米国政府による米国本土での生産の求めに応じたものだとされるこの動きの背景には、米中の覇権争いの激化があることは確実。電子機器のグローバルサプライチェーンから世界の工場である中国を切り離し、さらにはデータ駆動社会、安全保障上の戦略物資である最先端半導体を米国が囲い込む動きが始まった。

 米中分断が進めば、日本企業にも当然影響が及ぶ。そこで、今回のテクノ大喜利では、世界の電子機器のサプライチェーンが新たな枠組みへと移行することを見据えて、半導体関係企業に及ぶ影響、特に日本企業への影響について議論した。

【質問1】世界の半導体サプライチェーンが分断されることで、どのような企業が追い風を受け、どのような機会を得ると思われますか?
【質問2】どのような企業が逆風を受け、いかなる影響を受けると思われますか?
【質問3】日本の半導体関連企業には、どのような影響が及ぶと思われますか?

 3つの質問に対するそれぞれの識者による回答要旨は、以下の表1の通りだ。

表1 テクノ大喜利「米中分断後の半導体産業を読む」回答まとめ
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表1 テクノ大喜利「米中分断後の半導体産業を読む」回答まとめ