全3054文字
PR

 国内のICT企業やファクトリーオートメーション(FA)を提供する企業が、ローカル5Gを活用した産業IoT(Internet of Things)ソリューションを用意し、大きなビジネスへと育てようと動き出した。そして、三菱電機やDMG森精機など工場設備のメーカーが、PLCやエッジコンピューターのようなFA制御機器、工作機械などを5Gでつなぐ実証実験に着手。そして、ローカル5Gの潜在能力と使いどころ、効果的な利用法の見極めに取り組んでいる。

 ローカル5Gの応用・ビジネスの行方と、産業IoTの発展への寄与について議論している今回のテクノ大喜利。3番目の回答者は、IoTや人工知能(AI)を活用した工場のデジタルトランスフォーメーション(DX)で多くのシステム構築実績を持つシステムインテグレーター、ワイ・ディ・シーの大江隆徳氏である。同氏は、工場でのICTに対するニーズを熟知したシステム構築者の目から見た、ローカル5G固有の導入メリットと具体的なユースケースを提示した。

(記事構成は、伊藤元昭=エンライト
大江 隆徳(おおえ たかのり)
ワイ・ディ・シー Smart MFG事業本部 MFGコンサルティング部 シニアコンサルタント
大江 隆徳(おおえ たかのり) 2004年、株式会社ワイ・ディ・シーに入社。製造業向けのデータ活用システムの構築を主に担当し、のちに製造コンサルタントとして鉄鋼・非鉄金属業界をはじめとした製造業の改善活動を従事。最近は製造業向けのAIソリューションやサービスを立ち上げ、改善に従事している。
【質問1】ローカル5Gは、産業IoTの応用や利用の拡大に大きく貢献すると思われますか?
【回答】アイデア次第ではあるが、大きく貢献できる可能性ありと考える
【質問2】LPWAやWi-Fi 6など、競合する無線通信技術では実現できない、ローカル5G固有の特徴が生きる応用は何だと思われますか?
【回答】製造工場など高セキュリティーを必要とする局所高速通信システムが応用の1つと考える
【質問3】産業IoT向け以外の応用も念頭に置いて、ICT企業やFA企業のローカル5G関連ビジネスは、大きく育つと思われますか?
【回答】 ITベンダーが企業側の問題・用途を理解したビジネス展開を行えるなら、大きく育つと考える