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 米中間での覇権争いが激化し、米国中心のグローバル経済の体制から中国を引き剥がす、デカップリングの動きが活発化している。半導体やITをはじめとするハイテク分野での争いは、紛れもなくその最前線にあると言える。米国政府による中国Huawei(ファーウェイ)製品の締め出しや中国への最先端半導体の輸出規制など、目に見える争いが繰り広げられている。

 こうした覇権争いは、単にビジネス上の問題だけでなく、技術開発でのトレンドや標準化活動の主導権にまで波及している。そこで、今回のテクノ大喜利では、米中のハイテク覇権争いが電子業界やIT業界に及ぼす影響を、技術開発におけるパワーバランスにフォーカスして議論した。

【質問1】ハイテク間連の技術開発において、中国が米国に勝る点はどこでしょうか?
【質問2】ハイテク間連の技術開発において、米国が中国に勝る点はどこでしょうか?
【質問3】米中のハイテク分野でのデカップリングによって、日本のハイテク関連産業にはいかなる影響が及ぶと思われますか?

 3つの質問に対するそれぞれの識者による回答要旨は、以下の表の通りだ。

表1 テクノ大喜利「ハイテク覇権争い、本当に米国は強いのか」回答まとめ
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表1 テクノ大喜利「ハイテク覇権争い、本当に米国は強いのか」回答まとめ