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 パソコンやサーバー、スマートフォンなどを開発・生産する機器メーカーやIT企業が、一斉に独自チップを開発するようになった。

 米Apple(アップル)は、同社のパソコン「Mac」に自社開発のプロセッサー「Apple Silicon」を搭載していくことを明らかにした。これによって同社は、ほぼすべての製品の中核に置くプロセッサーを自社開発することになり、米Intel(インテル)は大きな顧客を失うことになった。また、スマートフォンの分野では、米国では米Google(グーグル)が、中国ではHuawei(ファーウェイ)に続きVivo(ビーボ)、Oppo(オッポ)などが、スマートフォン向けSoCを自社開発すると表明。米Qualcomm(クアルコム)も大きな顧客を失う可能性が出てきている。

 今回のテクノ大喜利では、大口半導体ユーザー企業による独自チップ開発が拡大していく潮流を見据えて、電子産業における開発と生産のフレームワークが今後どのように変わっていくかについて議論した。

【質問1】独自チップ開発は、機器メーカーやIT企業の競争力を高めるための論点として、今後定着していくと思われますか?
【質問2】独自チップ開発の動きは、パソコン、サーバー、スマートフォン、ゲーム機以外の分野にも広がっていくと思われますか?
【質問3】仮に、独自チップ開発の動きが拡大・定着することで、プロセッサーやSoCを扱う半導体専業メーカーのビジネスはどのように変わると思われますか?

 3つの質問に対するそれぞれの識者による回答要旨は、以下の表の通りだ。

表1 テクノ大喜利「独自チップ時代の電子業界のフレームワーク」回答まとめ
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表1 テクノ大喜利「独自チップ時代の電子業界のフレームワーク」回答まとめ