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 米Intel(インテル)CEOのRobert Swan氏は、独自のプロセス技術を自社で立ち上げられなくなった場合、必ずしも自前のプロセスにこだわらないという方針を明らかにした。これまで、設計と製造を融合させたIDMという事業形態にこだわり続けてきた同社が歴史的な岐路に立っている。

 半導体業界にとって、Intelは特別な会社である。特に製造プロセスの開発では長年にわたって同社が最先端半導体製造をけん引する立場にいた。まさに同社は、電子業界やIT業界の進歩を裏支えする「Moore(ムーア)の法則」の守護者といった感があった。

 ところが近年、10nmプロセスの立ち上げの相次ぐ遅れ、さらには続く7nmプロセスを使ったプロセッサーの開発でもつまずくなど、すっかり精彩を欠いている。製造技術では台湾TSMCの、マイクロプロセッサーの性能では米AMDの後じんを拝する状況が常態化しつつある。今回のテクノ大喜利では、Intelがファブレス半導体メーカーになることを仮定して、同社が独自プロセス技術による製造をしなくなることが半導体業界全体に及ぼす影響について議論した。

【質問1】仮にIntelがファブレスになったとして、同社のビジネス競争力が今よりも強化されると思われますか?
【質問2】Intelがファブレスになることで、得をする半導体メーカーはどこだと思われますか?
【質問3】 Intelがファブレス半導体メーカーになった時、IT業界や電子業界、半導体業界にどのような影響が及ぶと思われますか?

 3つの質問に対するそれぞれの識者による回答要旨は、以下の表の通りだ。

表1 テクノ大喜利「もしもIntelがファブレスになったら」回答まとめ
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表1 テクノ大喜利「もしもIntelがファブレスになったら」回答まとめ