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 2020年1月20日、米国でバイデン新政権が誕生する。米国の政権交代は、電子産業やIT産業にとっても無縁ではない。新大統領の目玉政策の一つとしてグリーンニューディールがあり、バイデン新大統領は、2021年1月の大統領就任初日にパリ協定に復帰するとしている。環境対策に後ろ向きだったトランプ政権から政策を180度転換する格好だ。一方で、戦いの火蓋を切ってしまった米中覇権争いは、そう簡単には和解の方向には向かわない可能性が高い。ただし、電子産業など多くの産業のサプライチェーンを分断した両国は、自国の利益を毀損しない方法を模索して新たな戦術が実践される可能性はある。

 米国の政権交代は、日本の電子産業やIT産業の行方にも少なからず影響が及ぶことだろう。そこで今回のテクノ大喜利では、電子産業などに関連した政治的な裁断が求められる事項について、新政権の下で期待したいこと、懸念することについて議論した。

【質問1】バイデン政権下で、電子産業の発展に向けて期待したいことをお聞かせください。
【質問2】バイデン政権下で、電子産業の企業が懸念すべきことをお聞かせください。
【質問3】米国での政権交代によって、最も大きな影響を受ける業界・企業はどこだと思われますか?

 3つの質問に対するそれぞれの識者による回答要旨は、以下のの通りだ。

表 テクノ大喜利「バイデン政権下の電子産業を読む」回答まとめ
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表 テクノ大喜利「バイデン政権下の電子産業を読む」回答まとめ