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 2020年には、あらゆる分野において、企業内部で進められている技術開発や製品開発の動きが見えにくくなった。もちろん、学会や展示会はバーチャルイベントとして開催されて情報の公開や交換の機会つくられたが、会場だけで交わされる会話ができず、秘密裏に見せる技術や商品も用意できなくなったことで、情報量は減っているように感じる。

 ただし、それでも各企業の内部では技術開発や製品開発が着々と進んでいる。中には、近未来に技術革新をもたらすトレンドが表面化することなく、生まれている可能性もありそうだ。特に半導体の分野では、これまでのようには順調な微細加工技術の進展が望めずチップの高性能化に向けた新たな手段が求められており、その一方でデータ活用社会が進展し高性能なシステムの需要はこれまで以上に高まっている。このため、コロナ禍だからといって、技術革新の追求に足踏みをしているわけにはいかない状況だ。

 さまざまな視座から2021年の潮流を読む回答者の方々に、注目するトレンドについて聞いている今回のテクノ大喜利。6番目の回答者は、元 某ハイテクメーカーの半導体産業OB氏である。同氏は、メモリー半導体メーカー各社が水面下で開発を進め、今後の半導体製造装置や半導体材料の市場成長を強力に牽引(けんいん)する可能性があるDRAMでの技術革新について語っている。

(記事構成は伊藤 元昭=エンライト
半導体産業OB(はんどうたいさんぎょうOB)
某社リサーチャー
半導体産業OB(はんどうたいさんぎょうOB) 半導体産業をはじめとする電子産業全般で豊富な知見を持つ某ハイテクメーカーのOB。某国公認会計士でもある。現在は某社でリサーチャーを務め、市場の動きをつぶさにウオッチしている。
【質問1】2020年に起きた電子産業の出来事の中で、最も驚きを感じた動きをお聞かせください。
【回答】3つの特需による過去最高の装置市場の活況
【質問2】2021年に、注目しているビジネストレンドをお聞かせください。
【回答】第4次半導体スーパーサイクル
【質問3】2021年に、注目している技術トレンドをお聞かせください。
【回答】実装技術