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 コロナ禍の中、人々の生活や仕事の場はバーチャルな空間へと移行した。これによって、ICT関連の企業は、コロナ禍で存亡の淵に立つ他業種の企業を尻目に、飛躍的な業績の伸びを示している。コロナ禍がなくても、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展による生活や業務のデジタル化が進展していた。コロナ禍は、この動きを一気に加速させた。ワクチン接種が進むにつれてコロナ禍が沈静化していく中で、この勢いはどう変化していくのだろうか。

 さまざまな視座から2021年の潮流を読む回答者の方々に、注目するトレンドについて聞いている今回のテクノ大喜利。5番目の回答者は、東海東京調査センターの石野雅彦氏である。同氏は、ICT企業や半導体関連企業の株価の動きを分析し、2021年に留意すべき点などを挙げた。

(記事構成は伊藤 元昭=エンライト
石野 雅彦(いしの まさひこ)
東海東京調査センター シニアアナリスト
石野 雅彦(いしの まさひこ) 山一証券経済研究所、日本興業銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券を経て、東海東京調査センターのシニアアナリストとして半導体、ディスプレー、通信などテクノロジー企業および産業を対象にした調査・分析に従事している。
【質問1】2020年に起きた電子産業の出来事の中で、最も驚きを感じた動きをお聞かせください。
【回答】コロナ禍の不安定な経済状態でのTSMCの2020年10月~12月期の巨額な設備投資発注
【質問2】2021年に、注目しているビジネストレンドをお聞かせください。
【回答】5G、データセンター、EV関連需要と米中摩擦の激化
【質問3】2021年に、注目している技術トレンドをお聞かせください。
【回答】EUV技術の進展