テクノ大喜利
目次
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LPWAの潜在能力は高い、ただし応用拡大には課題が多い
[LPWAの普及で、IoTの応用はどう変わる]回答者:アーサー・D・リトル 三ツ谷翔太氏
今回のテクノ大喜利では、LPWAのサービス提供が本格化することによるIoT応用の広がりの方向性、さらに関連サプライヤー企業に生まれる商機などについて議論する。1番目の回答者は、アーサー・D・リトルの三ツ谷翔太氏である
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取引停止命令に翻弄されたZTE、その姿に思う「明日はわが身か」
[ZTE取引停止事件、米中2大国の狭間で生きる日本]テクノ大喜利まとめ
米中ハイテク貿易摩擦が激しさを増している。1980年代の日米貿易摩擦において、日本は米国の要求に直接対峙する立場となり、半導体産業の行方を大きく左右する攻防を繰り広げた。今回の米中貿易摩擦では、直接の当事者ではないが、両国との取引が多い日本の電子産業、さらには装置・材料産業に及ぶ影響は大きい。今回…
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ハイテク産業こそが国力と豊かさの源、米中のポジション争いに仁義なし
[ZTE取引停止問題、米中2大国の狭間で生きる日本]回答者:慶應義塾大学 田口眞男氏
ZTEの取引停止問題をキッカケにして、あらためて日本の電子産業の地政学的立ち位置を考えている今回のテクノ大喜利。5番目の回答者は慶應義塾大学の田口眞男氏である。同氏も筆者も同じだが、半導体産業に身を置いた経験を持つ人は、米国による貿易の制裁措置というと、ついつい日米貿易摩擦の当時の記憶がフラッシュ…
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ZTE事件は5Gの主導権争い、国家主導の標準化にいかに対抗すべきか
[ZTE取引停止事件、米中2大国の狭間で生きる日本]回答者:Grossberg 大山 聡氏
ZTEの取引停止事件をキッカケにして、あらためて日本の電子産業の地政学的立ち位置を考えている今回のテクノ大喜利。4番目の回答者はGrossbergの大山 聡氏である。同氏は、5Gの標準化における米中での主導権争いに着目し、その側面からZTE事件を洞察した。
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もはや中国はハイテク国家の一角、出た杭は打てば打つほど突出する
[ZTE取引停止事件、米中2大国の狭間で生きる日本]回答者:服部コンサルティング インターナショナル 服部 毅氏
今、米国は、相手を日本から中国に変えた苛烈な貿易摩擦を繰り広げている。果たして今回の相手は、打てば引っ込む杭なのだろうか。ZTEの取引停止事件をキッカケにして、あらためて日本の電子産業の地政学的立ち位置を考えている今回のテクノ大喜利。3番目の回答者は服部コンサルティング インターナショナルの服部 …
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世界中のハイテクM&A案件が、米中2大国の思惑で翻弄される
[ZTE取引停止事件、米中2大国の狭間で生きる日本]回答者:微細加工研究所 湯之上 隆氏
ZTEの取引停止事件をキッカケにして、あらためて日本の電子産業の地政学的立ち位置を考えている今回のテクノ大喜利。2番目の回答者は微細加工研究所の湯之上 隆氏である。同氏は、ハイテク産業、特に半導体産業での米中政府によるM&A阻止に向けた強権発動の動きをまとめ、両国の間で生きる日本の電子産業の企業が…
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激化する米中ハイテク貿易摩擦、日本の虎の子産業にも火の粉
[ZTE取引停止事件、米中2大国の狭間で生きる日本]回答者:野村證券 和田木哲哉氏
今回のテクノ大喜利では、激化する米中貿易摩擦の日本企業への影響と、によって、大きく、コロコロと変わる市場環境下での身の振り方を議論した。最初の回答者は、野村證券の和田木哲哉氏である。同氏は、ハイテク産業の育成を目論む中国と、その阻止を狙う米国のそれぞれが行う施策を考察し、日本の虎の子産業である半導…
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RISC-Vは新市場でこそ光る、CPUの勢力図は2強対立から3強共存へ
【RISC-VはArmの牙城を崩せるか?】テクノ大喜利まとめ
今回のテクノ大喜利では、「RISC-Vは、Armの牙城を崩せるか?」をテーマに、プロセッサー版Linuxとも呼ばれるRISC-Vの活用シーンとCPUコアの勢力図、そしてそのインパクトなどを議論した。各回答者に投げ掛けた質問は、以下の3つである。
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新市場の要求に柔軟に応えられるRISC-Vは、x86やArmと共存する
【RISC-VはArmの牙城を崩せるか?】回答者:テカナリエ 清水洋治氏
オープンな命令セット・アーキテクチャー(ISA)として注目が集まっている「RISC-V(ファイブ)」が、Armなど既存のCPUコアを凌駕する可能性があるか洞察している今回のテクノ大喜利。3番目の回答者はテカナリエの清水洋治氏である。清水氏のテカナリエはRISC-Vのシルバースポンサーであり、同CPU…
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RISC-Vの特長を生かせるのは、資金が潤沢な大企業だけではないか
【RISC-VはArmの牙城を崩せるか?】回答者:某ICT関連企業 いち半導体部品ユーザー氏
ライセンスフリー、ロイヤルティーフリーのオープンな命令セット・アーキテクチャー(ISA)として注目が集まっているRISC-Vが、Armなど既存のCPUコアを凌駕する可能性があるか洞察している今回のテクノ大喜利。2番目の回答者は某ICT関連企業のいち半導体部品ユーザー氏である。同氏は、そもそも特定C…
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プロセッサー版Linux「RISC-V」の特徴は、IoT時代の要請に合っている
【RISC-VはArmの牙城を崩せるか?】回答者:野村證券 和田木哲哉氏
今回のテクノ大喜利では、特に組み込みシステムへの応用を中心にして、「RISC-Vは、Armの牙城を崩せるか?」をテーマに、RISC-Vの活用シーンとCPUコアの勢力図、そしてそのインパクトなどを議論する。最初の回答者は、野村證券の和田木哲哉氏である。同氏は、現在の組み込みCPUコアに求められているこ…
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自動運転車の安全確保には、自動車業界100年の知恵を注いで欲しい
【自動運転車の死亡事故、今再考すべきこと】テクノ大喜利まとめ
現状の自動運転技術の開発は、安全第一の自動車業界ではなく、ドッグイヤーで進化するIT業界や半導体業界の作法で進められている。懸念されていた死亡事故が現実に起きたことを契機に、技術開発の進め方をもう一度冷静に見直す必要があるのかもしれない。今回のテクノ大喜利では、現在の自動運転車開発の進め方に感じる…
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自動車の安全性確保の核心は、新参企業にはムダに映る工程の中に宿る
【自動運転車の死亡事故、今再考すべきこと】回答者:Grossberg 大山 聡氏
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自動運転車の開発、IT業界の作法とペースで進めて安全確保ができるのか
【自動運転車の死亡事故、今再考すべきこと】回答者:慶應義塾大学 田口眞男氏
自動運転車による死亡事故の発生を契機に、あらためて自動運転車の安全について考えている今回のテクノ大喜利。5番目の回答者は、慶應義塾大学の田口眞男氏である。同氏は、自動運転車の安全性にあらためて注目が集まっている今こそ、自動車業界が培ってきた安全確保に向けた技術開発の作法の強みを打ち出すべきと論じて…
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完全自動運転車の実用化まで、命に関わる誤解を招く“自動運転”は禁句にすべき
【自動運転車の死亡事故、今再考すべきこと】回答者:微細加工研究所 湯之上 隆氏
自動運転車による死亡事故の発生を契機に、あらためて自動運転車の安全について考えている今回のテクノ大喜利。4番目の回答者は、微細加工研究所の湯之上 隆氏である。同氏は、自動運転車の公道実験の必要性や、高度なアシスト機能の有用性は認めながらも、誤解を招きやすい“自動運転”という言葉の乱用が放置されてい…
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自動運転車の安全とは何か、社会のコンセンサスを得ることが急務
【自動運転車の死亡事故、今再考すべきこと】回答者:東京理科大学大学院 関 孝則氏
自動運転車による死亡事故の発生を契機に、あらためて自動運転車の安全について考えている今回のテクノ大喜利。3番目の回答者は、東京理科大学大学院の関 孝則氏である。同氏は、実用化に向けて避けて通れない公道実験の実施をいかに進めるべきか提言している。
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自動運転車の実用化には、インフラ側から安全を守る視点が不可欠
【自動運転車の死亡事故、今再考すべきこと】回答者:アーサー・D・リトル 三ツ谷翔太氏
自動運転車による死亡事故の発生を契機に、あらためて自動運転車の安全について考えている今回のテクノ大喜利。2番目の回答者は、アーサー・D・リトルの三ツ谷翔太氏である。同氏は、クルマ単独での安全確保ではなく、社会インフラを含めた大きなモビリティーシステムでの安全確保の重要性を強調している。
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まともな自動車メーカーなら、自動運転車開発競争の行き過ぎをいさめるべき
【自動運転車の死亡事故、今再考すべきこと】回答者:服部コンサルティング インターナショナル 服部 毅氏
今回のテクノ大喜利では、現在の自動運転車開発の進め方に感じる危うさや、一層の安全確保に向けて考え直すべきことなどをブレインストーミングした。最初の回答者は、服部コンサルティング インターナショナルの服部 毅氏である。同氏は、IT機器や家電製品の開発手法で、安全性について安易にとらえて自動運転技術の開…
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成長に向けて布石は打った、だがシャープの成長が約束されたわけではない
【勝手に総括、シャープの今の通信簿】回答者:東海東京調査センター 石野雅彦氏
シャープの復活劇を勝手に評価し、復活した同社が得た未来について議論している今回のテクノ大喜利。6番目の回答者は、東海東京調査センターの石野雅彦氏である。同氏は、台湾の鴻海精密工業の傘下に入ってからの数々の施策によって苦境を脱し、将来に向けた多くの布石を打てたことは評価しながらも、FPD事業では競合…
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自信に満ちた現代の成功者である鴻海を見て学ぶ、シャープの幸運
【勝手に総括、新生シャープの通信簿】回答者:テカナリエ 清水洋治氏
シャープの復活劇を勝手に評価し、復活した同社が得た未来について議論している今回のテクノ大喜利。5番目の回答者は、テカナリエの清水洋治氏である。苦況の中にあった企業に生きた経験を持つ同氏は、シャープ社員の目線から見た鴻海の傘下に入った意義を洞察した。そして、明るい同社の未来に向けた提言も提示している…