連載趣旨
LSI・FPDから電子機器組み立てまで,世界有数の製造拠点となった「台湾」。ばく大な潜在市場と急速な経済成長を背景に,LSI・FPDの製造拠点としても名乗りを上げる「中国」。両地域のLSI・FPD産業の行方は,世界の電子デバイス産業の今後のカギを握る。台湾・中国のエレクトロニクス業界に精通するみずほ証券 アナリストの中根康夫氏に,両地域を中心にLSI・FPD業界の最新動向をレポートしていただく。

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連載趣旨
LSI・FPDから電子機器組み立てまで,世界有数の製造拠点となった「台湾」。ばく大な潜在市場と急速な経済成長を背景に,LSI・FPDの製造拠点としても名乗りを上げる「中国」。両地域のLSI・FPD産業の行方は,世界の電子デバイス産業の今後のカギを握る。台湾・中国のエレクトロニクス業界に精通するみずほ証券 アナリストの中根康夫氏に,両地域を中心にLSI・FPD業界の最新動向をレポートしていただく。
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ソニーGとホンダは2022年3月4日、モビリティー分野における戦略的提携に向けて基本合意したと発表した。ソニーGにとって、この時期にホンダというパートナーを対外発表できたことには大きな意味がある。
2022年第1四半期のiPhone全体の生産台数予想を、従来予想の5900万台から6600万台に引き上げる。この数字は第1四半期として過去最高となる。
米Apple(アップル)のスマートフォン「iPhone 13」シリーズが発売になったが、筆者の正直な感想は「驚くほどサプライズがなかった」というものだった。救いだったのが、前機種と比べて価格が横ばい、もしくは実質値下げだった点だろう。
台湾TSMC(台湾積体電路製造)は、2021年第3四半期(7~9月)の決算説明の際に、日本に新工場を建設すると表明した。みずほ証券の現時点での推測を解説する。
2020年初頭からの新型コロナウイルスの感染拡大後、テレビやパソコン、白物家電、電子楽器などのエレクトロニクス製品の販売が好調だった。逆にスマートフォンやカメラなどはマイナスの影響を受けている。2022年に向けて、これらの製品需要はどうなるのか――。
みずほ証券は米Apple(アップル)のスマートフォン「iPhone」について、2021年の生産台数予想を2021年7月上旬に見直した。3月下旬に2億3800万台(前年比8%増)と予想したが、2億4300万台(同10%増)に引き上げた。
5Gの周波数帯には「サブ6」と「ミリ波」があるが、依然としてサブ6主体の成長が続くだろう。ただし、5Gミリ波機種を米国で展開する米Apple(アップル)が、2021年秋に発売すると予想される「iPhone 13」の動向に注目する必要がある。
米Apple(アップル)のスマートフォン「iPhone」について、2021年の生産台数は2億3800万台と予想する。
中国・華為技術(ファーウェイ)は2021年3月31日に、2020年12月期決算を発表した。売上高は8914億元(前期比4%増)、営業利益は725億元(同7%減、営業利益率8.1%)だった。
中国市場主導で5Gの普及は加速し、スマホの出荷台数に占める5Gスマホの割合は2020年に18%、2021年に33%、2022年に45%、2023年に56%になる。
米国の商務省は、中国・華為技術(ファーウェイ)の一部サプライヤーに対して、部品・部材の供給を許可し始めたもようである。供給を許可したのはスマートフォン関連のディスプレーやCMOSセンサーなどになる。
2020年8月28日に、シャープとジャパンディスプレイ(JDI)は、JDIの白山工場(D3)の譲渡について開示した。
米国の商務省による2020年8月17日の制裁強化措置を受けて、中国ファーウェイのスマートフォン関連のバリューチェーンがどのような影響を受けるのか分析した。
新型コロナウイルス感染症の世界的な広がりを受け、電気製品の最終需要やバリューチェーンに影響が生じている。スマートフォンと、フラットパネルディスプレー(FPD)への影響に関して図を中心に説明する。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、フラットパネルディスプレー(FPD)やスマートフォンなどの供給と需要に影響が出てきそうだ。過去の重症急性呼吸器症候群(SARS)に比べて、FPDやスマホの生産における中国の地位は飛躍的に高まっている。
第5世代移動通信システム(5G)に対応するスマートフォンの2020年の生産数量予想を引き上げる。従来は2億台と予測していたが、今回、1.4倍の2億8000万台に引き上げる。
韓国サムスンディスプレー(Samsung Display)は2019年10月に、忠清南道牙山市(Asan)の工場で「ディスプレー新規投資および契約式」を開催した。2025年までに次世代ディスプレーに13兆1000億韓国ウォン(約1兆2000億円)を投資する計画を発表し、装置・部材メーカーと協業に関…
みずほ証券では2019年9月24日に、米Apple(アップル)のスマートフォン「iPhone」の2019年生産予想数量を、1億7800万台から1億9400万台(前年比13%減)に引き上げた。
みずほ証券では、中国の華為技術(ファーウェイ、Huawei Technologies)の2019年におけるスマートフォン生産・出荷台数を2019年6月18日に2億5500万台から2億台に引き下げた。今回は、20カ国・地域(G20)首脳会議開催時のトランプ大統領の発言や、足元の状況を受け、米国への依…
中国の華為技術(ファーウェイ、Huawei Technologies)の2018年のスマートフォン出荷台数は約2億台と、1位の韓国サムスン電子(Samsung Electronics)を猛追している。ファーウェイのスマホの地域別販売構成は中国が5割強、欧州が2割弱、残りがアジアなどとなっている。