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 スマートフォンカメラにおいて、二眼化、三眼化の流れが一層加速するとみている。5Gの本格普及が2020年以降であること、スマートフォン市場自体が数量ベースでほぼ横ばいとなっていることから、スマートフォンブランドは差異化技術で勝負する必要がある。

 その代表格が、1)カメラ機能の強化(複眼化、高精細、ズーム、大型センサーなど)、2)3Dセンシングモジュールの採用(フロント、リア側両方)、3)外観(ノッチ加工、フルスクリーン、Foldableパネル)の3つとみており、中でもカメラによる差別化がより重要になってきている。

三眼カメラで先陣を切るHuawei

 三眼カメラについては、中国Huawei Technologies(ファーウェイ・テクノロジーズ)のHuawei P20 Proが火付け役となり、他社の戦略にも影響を与えつつある。2019年の三眼カメラは、Huaweiが全ての旗艦機種(P及びMateシリーズ)、韓国Samsung Electronics(サムスン電子)がGalaxy S10と一部中級機種、米Apple(アップル)はOLED1機種(6.46インチ)もしくは2機種(6.46インチ+5.85インチ)で採用されるとみており、その他のブランドも入れれば1億台以上の三眼カメラ付きスマートフォンが販売される可能性が高いとみている(2018年の1500万台から6倍増)。

 二眼、三眼カメラはその目的により、カメラの構成や採用するセンサー、レンズも変わってくるため、いわゆる標準スペックはない。そのことが、各ブランドに差別化余地を与えるため、各ブランドは開発に注力する可能性が高い。そして、結果的に二眼、三眼カメラ付きスマートフォンの普及加速につながることになろう。

 特に、旗艦機種においては二眼目や三眼目においても、メインセンサーと同様のハイエンドセンサーを採用する場合が多く(例えばHuaweiのP20 Proはリア側でソニーの40メガピクセル-RGB(カラー)と20メガピクセル白黒、OmniVisionの8メガピクセルズームを、フロント側でソニーの24メガピクセルを採用している)、複眼化加速はソニーなどCMOSセンサーメーカーにとって明らかにポジティブな流れである。