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 みずほ証券では、日本・アジアを中心に「iPhone」や「iPad」のバリューチェーン企業(部品・部材・装置・組み立て・流通など)の動向を分析し、iPhone/iPadの生産動向の把握や見通しを行っている。11月6日に、iPhone XR発売の直前である2018年10月17日時点の生産数量予想の見直しを行った。

 iPhone XRは発売からまだ時間がたっておらず、年末から旧正月商戦への期待は残る。しかし現時点では販売が筆者の想定を下回っていると推測され、2019年第1四半期生産の下振れリスクが現実のものとなる可能性が高いとの判断から、予想数値を修正した。

 iPhone XSとiPhone XS Maxは、iPhone XSを若干引き上げ、iPhone XS Maxを若干引き下げ、2機種合計では同水準とした。旧機種に関しては、iPhone 8/iPhone 8 Plusを中心に予想を引き上げた。総数では、2018年第4四半期と2019年第1四半期ともに若干の下方修正となっている。

 iPhone XSとiPhone XS Maxは「1台当たり利益」に注力した機種との理解から、2019年第1四半期の生産数量をかなり低めに見積もっており、見方に大きな変更はない。一方でiPhone XRは「利益、台数」の両方に注力した機種であり、2019年第1四半期まで比較的高水準の生産が続くとみていたが、これが崩れる形となる可能性が高まっている。当然、バリューチェーン全体にネガティブな影響となり、特にiPhone XR関連の依存度が高い液晶パネル周りが最も厳しい。

図1 最終製品アセンブリー数量(単位は百万台)
図1 最終製品アセンブリー数量(単位は百万台)
実績はみずほ証券エクイティ調査部推計値、FYは3月期(出所: みずほ証券エクイティ調査部作成)
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