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 中国・華為技術(ファーウェイ)は、5G(第5世代移動通信システム)対応のスマートフォンとネットワークで業界をリードしてきた。しかし米国の制裁によって、今後の事業存続に対する不確実性が高まっている。スマートフォンに関しては、一部のサプライヤーに対して米国が供給を許可し始めているものの、先行きの見通しが立たない。

5Gスマートフォン数量見通し(単位は百万台)
5Gスマートフォン数量見通し(単位は百万台)
(出所:みずほ証券エクイティ調査部作成)
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 こうした状況の中でみずほ証券は、5Gスマートフォン市場の今後を次のように予想した。中国市場主導で5Gの普及は加速し、スマホの出荷台数に占める5Gスマホの割合は2020年に18%、2021年に33%、2022年に45%、2023年に56%になる。

 5Gの周波数帯には「サブ6」(6GHz未満の周波数帯)と「ミリ波」があるが、中国市場がけん引する形でサブ6機種が普及するだろう。ファーウェイが抜けた穴は、中国の他のスマホメーカーが中心になって埋めるとみる。その過程で中位機種の比率が上昇するだろう。ただし半導体の生産能力が普及の支障になるリスクに留意する必要がある。