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 米Apple(アップル)のスマートフォン「iPhone 13」シリーズが発売になったが、筆者の正直な感想は「驚くほどサプライズがなかった」というものだった。救いだったのが、前機種と比べて価格が横ばい、もしくは実質値下げだった点だろう。その効果もあってか、販売開始1カ月弱のセルスルー(販売台数)は好調とみられる。中国での数量シェアは2割を超え、欧米でもまずまずの滑り出しである。一方で供給に関しては、新型コロナウイルス感染症や、中国の電力供給制限、半導体不足などのさまざまな影響を受けている。

図 iPhone生産台数予想。実績はみずほ証券エクイティ調査部推計値、FYは3月期。
図 iPhone生産台数予想。実績はみずほ証券エクイティ調査部推計値、FYは3月期。
(出所:みずほ証券エクイティ調査部作成)
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 みずほ証券では、2021年第3四半期のiPhone全体の生産台数推定実績を、従来予想の5700万台から4900万台(前年同期比8%増、前四半期比14%増)に引き下げる。それに対して同年第4四半期の生産台数予想は、従来予想の8800万台から9500万台(前年同期比1%増、前四半期比93%増)に引き上げる。通年では2億4300万台から2億4200万台(前年比9%増)に修正する。

 新たに設定した2022年第1四半期の見通しを5900万台(前年同期比6%増、前四半期比38%減)とする。同年第2四半期以降と通年の予想は、サプライチェーンおよびセルスルーの状況がもう少し明瞭に見えてくる2021年11月後半から2021年末にかけて提示する予定である。