ドイツの建築が環境配慮を主要なテーマにしていることはよく知られている。しかしその実態や具体的な取り組みは、日本ではあまり知られていないのではないだろうか。現在進行形のドイツの建築・街づくり・環境政策などについて、ドイツ在住の設計者の金田真聡氏と建築・都市・環境コンサルタントの永井宏治氏がリポートする。(編集部)
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ドイツの建築が環境配慮を主要なテーマにしていることはよく知られている。しかしその実態や具体的な取り組みは、日本ではあまり知られていないのではないだろうか。現在進行形のドイツの建築・街づくり・環境政策などについて、ドイツ在住の設計者の金田真聡氏と建築・都市・環境コンサルタントの永井宏治氏がリポートする。(編集部)
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2019年で55年目を迎えたドイツ・ミュンヘンで開催する建築展示会BAU(バウ)は、20万m2に2250社が出展、25万人が訪問、過去最大規模となった。展示された製品をリポートする。
ドイツ西部に位置するケルンでは、1950年に完成した保険会社ゲアリング(Gerling)の本社ビルを中心に、4.6haのエリア全体に対する再開発のコンセプトが作成された。エリアの核となる15階建て鉄骨造の本社ビルは、改修に際し、構造体の補強、耐火、断熱のためにスケルトン化し、マンションに生まれ変わ…
ドイツの北西部に位置するビーレフェルトでは、職人不足に悩んでいた。その対策の一つとして、老朽化が進み、かつ点在していた手工業協会の事務や訓練施設を統合し、6400万ユーロをかけて宿泊施設なども含む2万2000m2のキャンパスハンドヴェルクを新設した。a|sh sander.hofrichter a…
ドイツのニュルンベルクでファブリケーターや建築設計者を対象とする、世界最大規模の窓関連の展示会「Fensterbau Frontale」が開催された。この展示会は大きく分けて、窓に直接関連するエリアと、木材加工に関するエリアの2つに分かれている。これはドイツ窓業界の構造を反映したものだ。
築50年の18階建てオフィスビルを改修し、省エネ性能を向上。外観や内装、間取りも刷新した。さらに最上階の上には3階を増築している。これほど広範囲に手を加えるのなら、建て替えたほうが早そうだが、なぜ改修を選んだのか。その理由を追う。