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なぜ、分業化が始まったのですか。

 私が結婚を機に、働き方について上司に相談したのが最初のきっかけです。私もそれまで営業担当としてお客様を担当していたのですが、残業が多く忙しい毎日でした。そのままの働き方では仕事を続けられないだろう、と思ったのです。

 上司は、一緒にいろいろと考えてくれました。1人でお客様の主担当を受け持つのでなく、主担当は別にいてその人と一緒に業務をこなすスタイルにすることで、業務量や時間を調整しながら働けるのではないか、といった話し合いをしました。

 そんな中で出てきた仕事が、保守のサポートです。以前から、私に限らず部内のメンバーは皆、システム導入後のお客様のフォローが十分にできていないという問題意識を抱いていました。そこで、お客様横断でこの部分を専門に担うストック専任という役割を設け、私がそれを担当することになったのです。

 このように、最初は「私一人の役割をどうするか」という話でした。しかし徐々に、そのほかの役割分担も見直す動きが広がっていきました。部内には、20代後半から30代前半のメンバーが多く、小さな子供を育てている人もいます。男性でも、共働きで子供もいるという状況では働き方は大切なテーマになります。決まった時間の中でいかに成果を出すかを考える中で、分業化の取り組みが進みました。同時期に世間で働き方改革の動きが盛り上がったことも、後押しになったと思います。

 分業化といっても一気に何かを変えたわけではなくて、できることから少しずつ始めていきました。例えばまずアシスタントの方に、任せられそうな業務を少しずつ担当してもらう。それでうまく回ったら、正式にその業務をその人の担当にする、といった方法です。

 今では、部内の仕事は大きく4つの役割に分かれています。私が担当しているストック専任のほか、コンサルや提案、SEの手配などをする「アカウントセールス」、イベントの企画などを担う「イベント専任」、定型見積もりや問い合わせ対応をする「セールスアシスタント」があります。

 この取り組みは、ちょうど富士通グループで進めていた「自律改善活動」の枠組みにもうまく当てはまり、さらにスムーズに進みました。私の所属部門は、社内で2017年の最優秀職場に選ばれました。

富士通グループのイベントで、取り組みを発表した
富士通グループのイベントで、取り組みを発表した
(出所:富士通マーケティング)
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