ここを改善してほしい、こんな制度を作ってほしいといった要望はありますか。
テレワークやサテライトオフィスには助かっていますが、現状ではまだ、普段のオフィスに来なければできない仕事があります。申請書を紙で印刷して、上司から印鑑をもらってPDF化して送る……とか。そういう手続きは、改善してもらいたいと感じます。
必要性を感じない承認フローもあります。上司も外出が多いと、わざわざ電話して「承認お願いします」と伝えて、上司も社外から承認して。まだ、こういった業務は残っています。
今後の目標を教えてください。
ストック専任営業として保守のサポートをするだけでなく、クラウドやAI(人工知能)、IoT(インターネット・オブ・シングズ)といった新しい技術の情報提供、提案の部分で成果を出していきたいと思っています。
本格的な提案は担当のアカウントセールスがするのですが、私は話題提供のような感じで、旬な話題やお客様のメリットなどを簡単にまとめたシートを用意して、お客様と会話します。保守に関することでお目にかかったときなどに、「ちょっとご紹介したいことがあるのですが」と言って、お話しするのです。お客様が「これ、ちょうど社内で話題になっていたんだよ」などと興味を示されたら、すぐにアカウントセールスと連携して本格的な商談を始める、といった形です。
アカウントセールスとは、密に情報共有しています。基本的には対面で伝えますが、すぐに伝える必要があるときはメールやチャットなどを使います。私が所属している部署は元々、みんなで協力し合う雰囲気がありましたが、それでも営業担当はそれぞれ、“個人商店”のような感じで仕事をしていました。それが分業化後は、チームみんなで営業するという意識がより高まったように感じます。
最後に、田口さんの「元気の源」を教えてください。
一番の元気の源は、甥と姪です。0歳から5歳まで4人いるのですが、とてもかわいいですね。
登山も好きです。富士山にも2度登りましたし、最近は丹沢に行きました。
私は元々スポーツが苦手だったのですが、登山なら歩きさえすればできます。登山は、一歩一歩着実に進めば頂上にたどり着けることが魅力です。
仕事も、地道にこつこつと積み重ねていくタイプです。ITって、地道じゃないとダメですよね。口八丁手八丁、では売れません。大規模なシステムだと、5年かけて商談して導入して……ということもありますから。