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クライアントにRaspbianを導入

 次に、シンクライアントにするラズパイを準備します。具体的には、公式OSのRaspbianを導入してネットワークブートの設定を施します。設定後はmicroSDは不要です。

 Raspbianをインストールするには、公式インストーラーの「NOOBS」でネットワークインストールするか、RaspbianのOSイメージファイルをダウンロードしてmicroSDに書き込みます。ここではRaspbianの配布ページからイメージファイルを入手します。2018年3月14日時点の最新版は「2018-03-13-raspbian-stretch-lite.zip」です。

ラズパイの公式OS「Raspbian」をダウンロード。ファームウエアの設定に使うだけなので、通常版とLite版、どちらでも構わない
ラズパイの公式OS「Raspbian」をダウンロード。ファームウエアの設定に使うだけなので、通常版とLite版、どちらでも構わない
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 イメージファイルはZIP形式の圧縮ファイルです。ダブルクリックで展開すると「2018-03-13-raspbian-stretch-lite.img」というイメージファイルが取り出せます。このファイルを「Win32 Disk Imager」などのフリーソフトを使ってmicroSDカードに書き込みます。

 microSDの書き込みが終わると「boot」というボリューム名のドライブが認識されているはずです。このドライブにある「config.txt」の末尾に、「program_usb_boot_mode=1」の1行を加えます。

program_usb_boot_mode=1

 この状態でmicroSDカードをラズパイに差し込んで起動すると、ネットワークブートが有効になります。次のコマンドでファームウエアの状態を確認し、「17:3020000a」が表示されれば電源をオフにしてmicroSDカードは抜いてしまって構いません。

$ sudo vcgencmd otp_dump | grep 17:
17:3020000a
$ sudo poweroff