「プロジェクトルーム」は、顧客専用の会議室で3部屋ある。内装のコンセプトは「水」「風」「光」。数カ月単位で貸し出しする。各会議室に、テレビ会議装置、モニター、ホワイトボード、ロッカー、冷蔵庫などを設置した。通路との仕切りはボタン1つで曇りガラスになり、クローズドな空間にできる。
「Consumer GYM」は、実証実験のための仮設店舗スペース。店舗と同じレイアウトにしたリアル空間で、最新技術のVRを活用しながら、モニターの動線などのデータを取得し、ユーザーの行動・感覚を分析していく。現在はアパレル関係だが、顧客の要望によって内装を変える。
「『AQUAIR』は他社の方と一緒に働いたり、接点が持てたりする場所。AQUAIRで働いているメンバーの誕生日には、ケーキを買ってきてラウンジでパーティを開くなど、積極的に交流を図っている。そのため社員からは『会社らしくない新鮮な場所』と評価されている」とFXD推進室の竹内真理子シニア・エキスパートは話す。