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Q.IT系の会社に勤務しています。最近うちの職場でも、テレワーク(在宅勤務)制度を導入できないかと検討を始めました。導入に当たって、注意点があれば教えてください。

 筆者は昨年、複数社のテレワーク規程を作成しました。ここ数年、多くの企業で導入を検討していますが、「働き方改革」というフレーズが広がり、その一環として検討企業が増えてきたのではないでしょうか。

 IT企業の場合、アプリ開発の業務をはじめ、スタッフ系の事務処理を対象としています。具体的には、社内システムやドキュメント管理がなされているクラウドサービスを活用し、多くの場面で使えそうだと判断するようです。特に育児や介護、障害などの事情がある社員にとってはあり難い制度といえます。

会社と社員のメリットは?

 テレワークは、会社よりも社員のメリットが大きい制度です。通勤ラッシュの電車に乗ることもなく、通勤時間分が有効に使えます。育児による短時間勤務の社員にとっても、保育所との送迎時間を差し引いてもフルタイムで働ける可能性があります。

テレワーク制度のメリット
テレワーク制度のメリット
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 育児と同様、介護や障害などで退職を考えざるを得ない社員も退職することなく勤務を継続できる可能性が高まります。会社も、労働環境の改善について外部向けにアピールできるでしょう。