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Q.大手IT企業で部長を務めています。社内で多数のメンバーから借金をしている社員がいます。中には毎月頼まれている社員もいるようで、協力会社のプロジェクトメンバーにまで借りているとのこと。当然、あちこちから苦痛で迷惑だという苦情が出ています。上司として、どのように対処すればよいのでしょうか。

 同僚から「お金を貸して」と言われると断りにくいものです。社内で顔を合わすので断り方や理由について気を遣うことでしょう。「給料日に返すから」と言われると、貸してあげようと思うかもしれません。

 とはいえ、相手が親友でなく単に職場の同僚という関係なら、質問のように迷惑だというクレームが部門長や人事部の耳に届いてくるものです。こうなると、職場のトラブルとして放っておくことができません。

社内の金銭トラブルは意外とある

 こうした社内の金銭トラブルは意外とあります。飲みに行くことになったときに「金欠なので貸して!」というようなことはあるでしょう。社内でも友人同士なら問題になることもあまりありません。

 ところが質問のケースは、友人関係でもない同僚を多数巻き込み、かつ協力会社のプロジェクトメンバーにも借りています。苦情にまで発展しているので問題であることは明白です。部門長や人事部は個人間の問題と無視してはいけません。迷惑を被っている社員や協力会社がいて、職場環境が悪くなっているのです。職場や会社の問題として捉えなければなりません。

 社外の借金を含めて、似たような金銭トラブルの事案は意外に多くあります。悪い噂が広がり、最後は退職に至ることも少なくありません。退職金で清算するために、やむなく会社を辞めるケースもありました。