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Q.先日、あるITエンジニアを中途採用しました。しかし、面接で話していた前職の退職理由が解雇だったことが採用後に発覚しました。見抜けなかった私たちの責任もありますが、うそをつかれたのが許せません。今後の再発防止策についてアドバイスをお願いします。

 採用面接では誰しも自らを加点してアピールするものです。例えば、開発プロジェクトでサブシステムのリーダーだったにもかかわらず、誇張してプロジェクトを統括するマネジャーだったと話すケースがあります。このため同様のトラブルはしばしば発生しています。

 面接では円満退職だと言っていたのに、実は解雇だったという場合もあります。質問者のケースもこれに当たるかもしれません。かつては前職の会社に退職理由を問い合わせることもありましたが、今は個人情報保護の観点から難しくなっています。

退職証明書や離職票の提出を求める

 もっとも、学歴や経歴の詐称は明らかな問題ですが、少々の武勇伝の類いは想定範囲と考えてもよいでしょう。採用判断に大きく影響する事項については、退職証明書や離職票を提出してもらって確認することをお勧めします。

 無用なトラブルを避けるためにも、退職証明書や離職票は有効です。採用する側にとっては、トラブルになる可能性のある社員を抱えたくないはずです。理由なく退職証明書や離職票の提出を嫌がるようなら、採用を控えたほうがよいかもしれません。

 では、退職証明書や離職票で何が分かるのでしょうか。以下で詳しく説明します。