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Q.大手IT企業に勤務するSEマネジャーです。社内では課長職ですが、人手不足もあり最近はもっぱらプレーヤーとして業務に従事しています。問題は過重労働を避けるために若手は早く帰らせ、遅くまで働くのは残業手当が出ない40代の課長職ばかりなこと。疲労もたまり、とてもやってられません。

 同様に「課長職なのに実態は部下がいないプレーヤーです」という嘆きをよく耳にします。特にバブル入社組が多く平均年齢が高い大手IT企業によくある話です。

 こうした企業はポジションが空かなくても一定年齢に達すると昇格させます。しかし社内の高年齢化が進み、課長の人数がやたらと多いのが特徴です。そのため法的な管理監督者の定義と自社の実情がかけ離れています。

役職が分かりにくい片仮名の役職

 しかも多くのIT企業の方の名刺を見ると「コンサルタント」や「マネジャー」など役職が分かりにくい片仮名表記が目立ちます。聞けば課長職という答えが多く、中には部長職という場合もあります。多くの場合、部下はおらず、プレーヤーだという話をよく聞きます。

 確かに役職名は企業が自由に付けられます。昔は部長・課長・係長(主任)という名称だったので分かりやすかったと思います。課長になれば課員(部下)を管理するポジションとなり、「管理職」と呼べました。

 ところが最近は、社内の高齢化が進んで課長職が多くなり、部下がいないプレーヤーも増えてきました。こうした背景が質問者の会社でもあるのではないでしょうか。

 問題は課長職の扱いです。資格的には管理職であり残業手当がないのに実態はプレーヤーとして働いている。こんな状況では当然不満が噴出します。会社は課長なのかプレーヤーなのかを明確に分けておくべきです。