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Q. IT企業のSEです。私がいるマネジャー(課長)グループは、社員と派遣SEの6人が構成メンバーです。最近はテレワーク勤務だったり、他グループのプロジェクト支援で勤務場所が違うメンバーもいたりするため、全員がそろうことがありません。忘年会ぐらいは全員で顔を合わせようと課長から幹事に指名されました。少人数の調整ではありますが、やりたくないし、行きたくもありません。コロナ禍なのでなおさらです。

 毎年、年末が近づくと忘年会や納会についての相談があります。参加が当然のようにお知らせメールがくる、強制的に会費を徴収されるなどの相談は以前からありました。

 今年はコロナ禍で相談自体は少ないように感じます。コロナ禍で飲み会や忘年会を控えるようにと会社で通達が出されている、あるいは指導されているのではないでしょうか。質問者は忘年会の参加を嫌がっています。さらに幹事までやらされるのは憂鬱だと思います。

上司は忘年会への参加を強要できない

 読者が上司の立場であれば、忘年会あるいは納会や飲み会への参加が強制なら仕事と同じなので残業手当を支給してください。支給しないのであれば仕事ではありませんので、強制参加させることは無理です。プライベートタイムなので自主参加が原則です。

 「飲みニケーションで、一致団結して来年も頑張ろう!」と半ば強制で忘年会に参加させる時代ではありません。全員参加してほしいと内心思っていても、口に出さない常識のある管理職がたくさんいます。強制するのは問題だと分かっているからです。

 残念ながら、労務環境の時代変化に適応できていない管理職がいるのでトラブルが起こります。強制で忘年会に参加させたければ、まずは業務の一環として労働時間の扱いにしてください。社内で公になると会社は残業として認めないと思いますが。

リスク考慮、社員にさまざまな要請

 コロナ禍により、会社は社員にいろいろな協力をお願いしています。ソーシャルディスタンス、マスク着用、うがいや手洗いの励行、そして多数の人が集まる場所や飲み会に行くことを控えるようにと通知しています。

 職場環境も、テレワーク利用や距離を空けた座席配置、飛沫防止用のパーティションの設置など多くの企業で整ってきました。冬になりインフルエンザが気になるところ、換気も頻繁に行うようになっています。

 筆者の事務所も、座席は距離を空け机上にパーティションを置いています。社会保険手続きのアウトソーシング業務で行政側や顧客からの電話があるため、職員全体の出社状況を考慮して、テレワークは許可制で運用しています。

 会社が神経質になるのは当然です。社員の誰かが感染すると、周りの社員は出社できません。消毒も必要で対象社員のいたフロアの仕事ができなくなります。筆者の顧客で規模の大きい会社は、経理部門など業務を止められない部門についてはリスク分散のためビルやフロアなど勤務場所を分けました。リスクを考えると当然だと思います。仕事ができなくなっては大打撃です。