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Q.メーカー系IT企業に勤めています。マネジャー以下6人のグループです。半年前からランチミーティングが偶数月にあります。事前にマネジャーからお題を与えられ、当日に自分の意見を述べなければなりません。今回のお題は、設計レビューの改善に関するものでした。各自用意した昼食を会議室で取りながらのランチミーティングは、他のメンバーも嫌がっています。昼休みなのでゆっくりしたいです。

 そのランチミーティングは「仕事」です。メンバーは嫌がっています。昼休みの休憩になっていません。事前にお題を与えて意見を述べさせる、これは参加を強制していることになります。昼休みは、誰もが自由にくつろげる時間帯です。質問者のマネジャーは別途、休憩時間を確保する必要があります。

ランチミーティング、上司は気遣う必要がある

 「事前にお題を与えて、各自順番に述べていく」といった形式は仕事であり労働時間になります。会社(上司)は、仕事だと言われたくないのであれば、ランチミーティングを自由参加としてください。嫌がる社員にしつこく言ってはいけません。

 ランチミーティングを開催するなら、有意義で、メンバーが「全く嫌にならない」といった雰囲気づくりが大切です。社員自らが昼休みを兼ねて出席したいと望むようなランチタイムにしてください。

 友人同士が自由に雑談しているようなイメージが望ましいです。主催者である上司は、それに近い雰囲気になるように心がけてください。参加の強制は厳禁です。強制の場合は労働時間扱いにすることです。

 頻繁に行うのもよくありません。社員それぞれが昼休みに済ませたい用事もあります。有給休暇を取りたいという予定もあるでしょう。開催頻度や日程を考慮する必要があります。

 仕事でミーティングを行う場合は、マネジャーが弁当代を会議費で経費申請されてはいかがでしょうか。申請が面倒なら、おごってもよいでしょう。メンバーも気遣いに感謝して嫌がらずに参加してくれるかもしれません。