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Q.IT企業のスタッフ部門で勤務しています。私の所属する部門では、バレンタインデーの時期に「お金を出し合って皆で部長や課長にチョコレートを渡す」風習があります。もう、うんざりしています。毎年断れない状況が続き、今年もお金を払いました。協調性がないと仲間外れになるのではと考えてしまいます。

 質問者だけでなく、他のメンバーも内心では嫌がっているのかもしれません。男性側も、皆が喜んでいるようには思えません。

 ホワイトデーの返礼が面倒だといった話も聞きます。義理チョコも個人から、あるいは有志一同からと種類が異なります。ホワイトデーの返礼品は、贈り主や値段を考慮して買うようです。ある知人は、有志一同からもらったものは返礼しないと割り切っているとのことでした。別の知人は、お返しを奥さんに買ってもらっていますが、面倒だと愚痴を言われるそうです。

協調性がないと思うことがストレスに

 筆者がIT企業に勤めていた20代の頃です。企業独自の配送網があり、封書や荷物を全国の拠点に送れました。バレンタインデーの時期に、「社内便でチョコレートを送付することはやめてください」という通知があったことを思い出しました。社内便を私的利用することになるので、配達する側は迷惑だったようです。その頃は、今より義理チョコを贈る風習が色濃い時代でした。

 義理チョコ(あるいはホワイトデーの返礼品)を贈るか贈らないかは個人判断でよいと思いますが、なるべく他の社員を巻き込まないようにしたほうがよいでしょう。

 質問者は、仲間外れになるかもしれないと考えています。協調性がないと思われるのではないかと考えるだけでも、ストレスです。誘う側が、仲間外れだと言われないように(職場にいる女性従業員全員に平等に)声をかけているという可能性もあります。結局のところ、お互いに気遣っているだけなのかもしれません。

 上司が誘う飲み会も同様です。筆者にはIT業界に勤める管理職の知人がたくさんいます。多くが「部下が嫌がるのではないか」と気遣っていると話しています。

 一方、誘われる部下も気遣っています。上司に強制するつもりはなくても、「システム開発が終了したから皆で飲みにいこう」という発言があると、嫌だと思いながら参加する社員がいます。

 過去の相談で「断れない雰囲気のプロジェクトリーダーの発言が嫌です」というものがありました。プロジェクトリーダーが、プロジェクトの打ち上げ飲み会の開催に当たり「業務上で都合がつかない場合以外は、参加してください」というメールを送った、その文章表現です。

 「嫌なら嫌だと言えばよいのに」という意見も耳にします。ですが、はっきり物おじせずに言える人ばかりではありません。特に上司に対しては、嫌と言えないと思います。