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Q.生産管理のシステムを顧客先で開発中です。プロジェクトチーム向けの休憩や内々の打ち合わせ用として、最寄り駅近くに月決め賃貸マンションを借りています。私は自宅が遠く、たまにですが帰れないことがあります。プロジェクトリーダーから、今後はビジネスホテルではなく月決め賃貸マンションに泊まるようにと言われ、憂鬱(ゆううつ)です。そのマンションの部屋はメンバーが雑談するたまり場みたいになっていて、アルコール類の空き缶、ペットボトル、たばこ、弁当やおつまみなどのゴミが散乱しています。こんなところに泊まりたくありません。

 プロジェクトチームで借りている月決め賃貸マンションを、特定しない複数のプロジェクトメンバーが利用しているとのことです。どのような契約になっているのか気になります。鍵は数個しかないはずなので、代表者が持っていて都度メンバー間で貸し借りしているのでしょうか。夜遅くまで騒いで他の入居者よりクレームがこないよう、プロジェクトリーダーは管理・指導しておく必要があります。

 ここでは、特定しない複数の社員が休憩や打ち合わせ、宿泊に使えるものだとします。賃貸借契約の手続きは、システム開発部門からの社内申請により、事務部門(総務部や法務部)が行っていると思います。プロジェクトメンバーは契約内容を知らずに使っている場合が多いです。プロジェクトメンバーは一度、契約書を確認しておくほうがよいでしょう。

ビジネスホテルに泊まるべき

 長期出張者や単身赴任者は会社契約のマンションに宿泊することがあります。これは宿泊目的であり、プライベートの空間として確保されているのでくつろげます。

 質問者は、顧客先と自宅が遠くて帰れないときがあるとのことです。出張するまでの距離ではないが、勤務後の帰宅が難しいといった場合は通常、ビジネスホテル宿泊になります。

 出張の場合は、出張旅費規程に基づいて社員に費用が支払われます。近地でも仕事で帰れない場合の宿泊ルールがあるはずです。質問者が勤めるような大手のIT企業には必ずあるので確認してください。

 質問者は、宿泊ルールに基づいてビジネスホテルに泊まればよいわけです。ゴミが散らかっているような月決め賃貸マンションでは疲れもとれません。

 プロジェクトリーダーは、プロジェクトの原価や利益率を気にしているのかもしれません。仮にそうだとしても、質問者が自宅に帰れない日はたまにしかないので、ビジネスホテルに泊まるぐらいの費用は開発費に比べてごくわずかな金額にしかならないでしょう。無視できるほどの誤差のレベルであり、そんなささいな金額はどうでもよいです。

 プロジェクトリーダーはスケジュール遅延のない、品質の高いシステムを提供するといった主目的のプロジェクト管理に注力すべきです。