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Q.ITエンジニアです。会社から業務用スマートフォンが貸与されています。先日、そのスマホを一時的に紛失しました。数時間探した結果、見つかったので会社や上司には紛失のことを報告していません。立ち寄った飲食店にあったので、翌日、受け取りに行きました。通常、紛失状態になると、すぐ会社に報告するものなのでしょうか。報告するか否かで悩みましたが、数時間で見つかってよかったです。

 ITエンジニアはリモートワークが中心となりました。ある大手IT企業に勤める、民需系システムを開発する若手システムエンジニアたちに聞いたところ、出社は週に1~2日程度だということでした。

 リモートワークが浸透している場合、会社貸与のスマホは必須であり、常時携帯することになります。貸与スマホの紛失は当然のようにあります。紛失すれば、顛末(てんまつ)書や始末書を提出することになるのが一般的です。

早めにあきらめることも必要

 質問者はスマホをすぐに見つけられてよかったです。立ち寄った飲食店にあったとのことです。飲食店のほかにも、出張先のホテルや取引先、顧客の会議室やトイレに置き忘れたという話を聞いたことがあります。紛失には、十分気をつけてください。

 筆者も職場内でスマホをどこに置いたのか分からなくなるときがあります。とりあえず、自分のスマホに電話します。音が鳴るモードにしているので、それで分かります。スマホの位置情報を確認することもできます。自分で確認できない場合はスマホの契約会社に問い合わせてもよいでしょう。

 探しても見つからないときは、早めにあきらめて会社に紛失の報告をしてください。長時間経過後の報告になると「なぜ判明したときに報告しなかったのか」と叱られます。スマホからの情報漏洩リスクが高まるからです。

 筆者の知る例で、以前、見つかるはずだと考えて数日報告をしなかったITエンジニアがいました。結局、見つかりませんでした。会社に黙っておきたい、見つかれば何事もなかったことになるという考えが、報告を遅くしたのでしょう。

 社内で紛失した場合、社員の誰かが総務部門やビルの管理室などに届け出てくれていることが多いです。この場合、あまり問題にはならないと思います。

 一方、アルコールに起因する紛失は、心証がよくありません。兵庫県尼崎市で起きたUSBメモリー紛失事件は記憶に新しいところです。パソコンやスマホ、USBメモリーなどを紛失しないように気をつけてください。飲み会後の紛失相談は、毎年あります。飲むならパソコンやUSBメモリーは持ち歩かないほうがよいです。

 筆者が知る範囲ですが、顧問先を含めて紛失を起こした社員はすべて男性でした。スマホは、ストラップの利用や上着の内ポケットに入れてチャックを閉めるなどして事前に対策しておきましょう。酔っ払って手に持っているカバンを忘れる人がいます。スマホを入れたまま、タクシー内や電車の網棚に置きっぱなしにしてしまう事態が考えられます。スマホは身につけておくほうが無難だと思います。