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 NTTドコモとNTTドコモ・ベンチャーズの発足から5年、前身の「NTTインベストメント・パートナーズ」の設立から数えて10年が経過したのを機に、イベント「NTTドコモ・ベンチャーズ DAY 2018」を2018年2月20日に開いた。最近はソフトバンクグループを中心に設立された「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」が注目されるなど、携帯電話事業者のベンチャー投資に新しい波が出てきているが、NTTドコモはどのような理由からベンチャーへの投資や支援を続けているのだろうか。

10周年を迎えたNTTドコモ・ベンチャーズは2月20日に「NTTドコモ・ベンチャーズDAY 2018」を開催。代表取締役社長の中山俊樹氏らが講演を実施した。写真は同イベントより(筆者撮影)
10周年を迎えたNTTドコモ・ベンチャーズは2月20日に「NTTドコモ・ベンチャーズDAY 2018」を開催。代表取締役社長の中山俊樹氏らが講演を実施した。写真は同イベントより(筆者撮影)
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10年目を迎えたNTTドコモのベンチャー支援

 携帯電話大手とベンチャー企業は、一見するとあまり結びつきがないように見える。だが携帯電話のネットワークインフラがインターネットサービスの利用に欠かせない存在になったことから、両者の関係はかなり密接なものとなってきている。

 KDDIは2012年より「KDDI Open Innovation Fund」によってベンチャー企業への出資を展開。さらにスタートアップと新事業の共創を目指すプログラム「KDDI ∞ Labo」を2011年に始めるなど、ベンチャー支援に積極的な姿勢を打ち出している。

 ソフトバンクはその親会社のソフトバンクグループ自体が携帯電話事業だけでなく、ベンチャー企業の投資によって急成長を遂げている。現在はソフトバンクグループが中心となって大規模な投資ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を展開。ソフトバンク自身もそれらファンドの投資先企業との協業による成長戦略を打ち出している。こうした状況から、携帯電話事業者はベンチャーと最も密接な関係にあるとも言えるだろう。

 そしてNTTドコモも、NTTが2008年に設立した「NTTインベストメント・パートナーズ」の譲渡を受ける形で、ベンチャーキャピタル「NTTドコモ・ベンチャーズ」を2013年に設立。インキュベーションプログラムの「ドコモ・イノベーションビレッジ」を実施してスタートアップの支援を進めるほか、同社が展開する「ドコモ・イノベーションファンド」ではこれまで100億〜150億円規模のファンドを3つ運用してきた実績があり、2017年には新たに150億円規模となる「ドコモ・イノベーションファンド2号」の運用を開始するなど、積極的なベンチャー投資を進めている。

 そのNTTドコモ・ベンチャーズとNTTドコモは発足から5年、前身となるNTTインベストメント・パートナーズ時代から10年が経過したことを機として、「NTTドコモ・ベンチャーズDAY 2018」を実施。NTTドコモ・ベンチャーズがこれまで取り組んできたベンチャー支援を振り返るとともに、現在の支援体制や今後の取り組みを紹介した。