全2709文字
PR

FMラジオを搭載した新しい「らくらくスマートフォン」

 そうしたシニアへのスマートフォン普及を、料金だけでなくハード面、サービス面で促進するための動きがここ最近活発になっている。1つはNTTドコモのスマートフォン「らくらくスマートフォン me F-01L」(富士通コネクテッドテクノロジーズ製)が、2019年2月15日に発売されたことだ。

 らくらくスマートフォンは、NTTドコモがこれまで継続的に投入しているシニア向けのスマートフォンシリーズである。ボタンや文字が大きく見やすい、防水・防塵(ぼうじん)で安心して利用できる、などの特徴を備える。その中でも「らくらくスマートフォン me」シリーズは、NTTドコモのオンラインショップで4万3416円とリーズナブルな値段で、なおかつ購入すると月額1500円の値引きが受けられる「docomo with」の対象機種であるなど、スマートフォンの価格に懸念を示すシニアのニーズをくみ取ったコストパフォーマンスの高さが特徴だ。

 F-01Lはそれに加えて、シニアがよく利用するであろう新機能がいくつか追加されている。カメラで花を撮影するとAIが解析して花の名前などを教えてくれる「花ノート」や、背面に備わった脈波センサーを用いて血管年齢やストレス度を計測できる機能、そして「ラジスマ」だ。

2019年2月15日に発売された「らくらくスマートフォン me F-01L」は、シニアに人気の高い「花」を撮影する機能を強化、撮影した花の情報を調べられる「花ノート」などの機能が搭載されている。写真は2018年10月17日のNTTドコモ新サービス・新商品発表会より(筆者撮影)
2019年2月15日に発売された「らくらくスマートフォン me F-01L」は、シニアに人気の高い「花」を撮影する機能を強化、撮影した花の情報を調べられる「花ノート」などの機能が搭載されている。写真は2018年10月17日のNTTドコモ新サービス・新商品発表会より(筆者撮影)
[画像のクリックで拡大表示]

 ラジスマは2019年3月6日に日本民間放送連盟が提唱した、FMラジオとインターネットラジオ「radiko.jp」の双方に対応したスマートフォンのこと。FMラジオの聴取のため、FMラジオチューナーを搭載している。その第1弾として、F-01Lと、KDDI(au)の「URBANO V04」(京セラ製)が対応機種として挙げられており、日本民間放送連盟では今後ラジスマ対応機種の拡大を図っていくという。

 ラジオの聴取者は50代からシニアまでが中心となっていることから、ラジスマもそうした層をターゲットとした機種を第1弾としてそろえたようだ。実際ラジスマでは、1つのアプリでFMラジオとradiko.jpを切り替えて利用できるなど、スマートフォンに慣れていないシニアでも使いやすい配慮がなされているようだ。