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 米アドビ(Adobe)の日本法人であるアドビ システムズは、2019年12月3日にカンファレンスイベント「Adobe MAX Japan 2019」を開催した。そこで紹介されたのはiPad向けやiPhone向けのアプリやサービスが中心だった。モバイルに力を注ぎ始めた同社だが、同社が強みとするプロのクリエーター以外からの支持も得られるだろうか。

モバイル関連アプリの紹介が多くを占めた「Adobe MAX Japan」

 「Adobe Photoshop」「Adobe Illustrator」など、パソコンを主体にクリエーター向けのソフトウエアやサービスを提供しているアドビ。現在では「Adobe Creative Cloud」を中心としたサブスクリプション型のクラウドサービスに力を入れており、国内でも多くの利用者を抱えている。

 そのアドビの日本法人であるアドビ システムズが、2019年12月3日にカンファレンスイベント「Adobe MAX Japan 2019」を開催。アドビが2019年11月4日から米国で開催した「Adobe MAX」で紹介した新製品や、日本における独自の取り組みなどを披露していた。

2019年12月3日に開催された「Adobe MAX Japan 2019」の基調講演では、iPad版Adobe Photoshopなど、モバイルデバイス向けのアプリやサービスのデモが多くを占めていた。写真は同イベントより(筆者撮影)
2019年12月3日に開催された「Adobe MAX Japan 2019」の基調講演では、iPad版Adobe Photoshopなど、モバイルデバイス向けのアプリやサービスのデモが多くを占めていた。写真は同イベントより(筆者撮影)
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 筆者も当日にこのイベントを取材したのだが、その基調講演で披露されたデモンストレーションを見ると、同社の大きな方針転換を見て取ることができた。それはパソコン向けよりも、iPhoneやiPadといったモバイルデバイス向けのアプリやサービスのデモが明らかに増えたことだ。

 基調講演では、iPad版のAdobe PhotoshopやAdobe Illustratorの他、ARコンテンツ作成ツールの「Adobe Aero」、ペイントツールの「Adobe Fresco」といったiPad向けのプロダクトに関するデモを多く見ることができた。加えてAI機能を活用したiPhone向けのアプリとして、カメラアプリ「Adobe Photoshop Camera」も紹介されている。

 もちろん基調講演ではパソコン向けツールも紹介されていたのだが、筆者の感覚で言えば半分以上の時間がiPadやiPhone向けのアプリやサービスの紹介に費やされていた印象だ。どれだけアドビがモバイル向けのプロダクトに力を入れているかが分かる。