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 2019年に注目を集めたディスプレーを直接折り畳めるスマートフォン。2020年に入っても続々と新製品が登場している。注目は韓国サムスン電子の「Galaxy Z Flip」。従来の「横折り」スタイルではなく、折り畳み型フィーチャーフォンのような「縦折り」スタイルを採用した。こうした端末形状の変化はスマートフォンのアプリにどんな変化をもたらすのか。

サムスン電子が2020年2月に発表した「Galaxy Z Flip」。「Galaxy Fold」とは異なりディスプレーを縦に折り畳むスタイルのスマートフォン。日本ではKDDIが販売する。写真はKDDIが2020年2月17日に開いたau新商品・サービス発表会より
サムスン電子が2020年2月に発表した「Galaxy Z Flip」。「Galaxy Fold」とは異なりディスプレーを縦に折り畳むスタイルのスマートフォン。日本ではKDDIが販売する。写真はKDDIが2020年2月17日に開いたau新商品・サービス発表会より
(筆者撮影)
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折り畳みスマートフォンに新たな潮流

 5Gが注目を集めた2019年だったが、もう1つ大きな注目を集めたのがディスプレーを直接折り畳める「折り畳みスマートフォン」だ。日本でもKDDIがサムスン電子製の折り畳みスマートフォン「Galaxy Fold」を発売。従来折り畳めないのが常識だったディスプレーを折り畳めるようにしたことで注目を集めた。

 その折り畳みスマートフォンに関する活発な動きは2020年も続いている。実際、中国の華為技術(ファーウェイ、Huawei)は折り畳みスマートフォンの新機種「HUAWEI Mate Xs」を2月24日に発表しているし、サムスン電子も前述のGalaxy Z Flipを2月11日(米国時間)に発表した。

 特にGalaxy Z Flipは、KDDIが2020年2月28日に日本でも発売したことから話題となっているが、従来の折り畳みスマートフォンとはスタイルが異なる。本のように横に開いたり閉じたりできる横折りではなく、縦方向に開いたり閉じたりする縦折りのスタイルを採用した。

 横折りスタイルの折り畳みスマートフォンは、閉じた状態では一般的なスマートフォンとして利用でき、開くとタブレット並みの大画面で利用できる。しかし縦折りスタイルのGalaxy Z Flipは、それとは異なるアプローチを取る。

 Galaxy Z Flipは、開いた状態ではやや大きめな画面のスマートフォンとして利用できる一方、閉じた状態では時計の確認といった最小限の利用にとどめ、コンパクトなサイズにすることを重視した。スマートフォンを大画面にするのではなく、大画面のスマートフォンを持ち歩きやすい形状にすることに主眼が置かれており、イメージは従来の折り畳み型携帯電話に近い。