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 新型コロナウイルスの影響でイベント自粛の動きが広がる中、オンラインでのビデオ会議やライブ配信に対するニーズが急速に高まっている。こうした動きは今後、我々の生活にどのような変化をもたらすのだろうか。

IT業界以外にも広がるライブ配信イベント

 筆者のようなライター業にとっても新型コロナウイルスの影響は少なからずある。特に影響が出ていると感じるのが発表会やイベントが激減し、取材機会そのものがなくなっていることだ。

 特に筆者が追っている携帯電話業界にとって、2020年は国内で5G(第5世代移動通信システム)の商用サービスが始まる大きな節目の年である。だが、サービスを開始する2020年3月に入って新型コロナの影響が国内でも深刻となり、サービスは予定通り始まったものの、多くのメディアを集める発表会を開けなくなった。

NTTドコモが2020年3月18日に開いた5Gのサービス発表会の様子。YouTube Liveなどを活用し、オンラインのみのイベントとなった。画像は同イベントのスクリーンショット
NTTドコモが2020年3月18日に開いた5Gのサービス発表会の様子。YouTube Liveなどを活用し、オンラインのみのイベントとなった。画像は同イベントのスクリーンショット
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 その結果、携帯大手3社の5Gサービス発表会は全て「YouTube Live」などを活用したオンラインでの開催のみとなった。製品やサービスの展示だけは一部のメディアに公開されたものの、感染防止を考慮した厳戒態勢の中で開かれた。5Gをアピールするために予定されていたイベントの多くも、オンラインのライブ配信で開催、あるいは延期という措置が取られた。

 もちろん、これまでも発表会やイベントのライブ配信は進められており、それ自体は珍しいものではない。しかしながら多くの人を集めるイベントを開けない現状、オンラインによるイベント開催のニーズがこれまで以上に高まっており、ライブ配信のノウハウを求める企業が増えているようだ。