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 米ナイアンティックは2020年6月15日、同社の人気AR(拡張現実)ゲーム「ポケモンGO(Pokémon GO)」のイベント「Pokémon GO Fest 2020」の開催すると発表した。同時に新型コロナウイルスの影響を受けている店舗を支援する「Niantic お店応援プログラム~お気に入りのお店をゲームに登場させよう~!」の実施を発表。このプログラムが目指すものは何だろうか。

2020年の「Pokémon GO Fest」はオンライン開催

 「ポケモンGO」をはじめ、スマートフォンの位置情報を活用したARゲームを提供しているナイアンティック。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛要請や、国によっては外出禁止の措置は、同社のゲームに大きな影響を与えた。

 ナイアンティックのARゲームは家から外に出て、歩いてプレーしてもらうことを重視し、世界各地でリアルイベントを開いて集客してきた。それだけに、外出自粛や禁止が続く状況下では同社のゲームの強みを発揮できず、活動に制限が出ていた。実際、2020年2月に沖縄県で開催を予定していた同社のARゲームの1つ「Ingress」のイベント「Perpetua Hexathlon: Naha」は、新型コロナウイルスの影響から中止を余儀なくされた。

 同社はこうした状況に対応するべく、ポケモンGOに自宅で「レイドバトル」がプレーできる「リモートレイドパス」を追加。自宅にいてもゲームのプレーを継続できる仕組みを提供するなど、新型コロナウイルスの影響が続く状況下でもプレーヤーからの支持をつなぎ留めていた。

 同社のゲームイベントも当面は自宅にいても楽しめるオンラインイベントとして展開していく方針のようだ。2020年6月15日には、ポケモンGOの大規模イベント「Pokémon GO Fest 2020」を7月25~26日の2日間、オンラインで開くと発表した。

米ナイアンティックは新型コロナウイルスの影響を受け、例年リアルイベントとして開催してきた「Pokémon GO Fest」をオンラインで開催すると発表。オンライン上でもプレーヤー同士が交流できる仕組みを用意するという
米ナイアンティックは新型コロナウイルスの影響を受け、例年リアルイベントとして開催してきた「Pokémon GO Fest」をオンラインで開催すると発表。オンライン上でもプレーヤー同士が交流できる仕組みを用意するという
(出所:米ナイアンティック)
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 「Pokémon GO Fest」はこれまで米シカゴや横浜市などで開催されてきた有料イベントである。今回は新型コロナウイルスの影響からリアルではなく、オンラインで開くことになるが、ポケモンの生息地が1時間ごとに変化して75種類のポケモンを捕獲できたり、ゲーム内のソーシャル機能を拡充して世界中のプレーヤーと交流できたりするなど、オンラインでも楽しめる工夫がされているようだ。