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 米Adobe(アドビ)は2020年6月10日、スマートフォン向けのカメラアプリ「Adobe Photoshop Camera」の配信を開始した。同社のAI(人工知能)技術と、「レンズ」と呼ぶさまざまなフィルターを活用し、簡単かつ大胆な加工ができるのが特徴だ。プロのクリエーター向けのツールを提供する同社がスマートフォン向けのカジュアルなカメラアプリを提供する狙いはどこにあるのだろうか。

AIを活用し簡単操作で大胆な加工

 アドビはここ最近、自社プロダクトのモバイル向け展開に力を入れている。同社は既に「Adobe Photoshop」「Adobe Premiere Rush」など幾つかのツールをスマートフォンやタブレット向けに提供している。

 そのアドビがモバイル向けの新しいプロダクトとして2020年6月10日に提供を始めたのが「Adobe Photoshop Camera」である。アドビ版のスマートフォン向けカメラアプリというべきもので、「レンズ」と呼ぶフィルターを使用することで、さまざまな加工を施した写真を簡単に撮影できる。

 できることは既に多数配信されているスマートフォン向けのカメラアプリと大差なく、シャッターを切るだけで写真に加工を施せるシンプルなアプリだ。だがプロのクリエーター向けツールを手掛けている技術を生かし、より高度な加工を施せるのが他のアプリとは大きく異なる。

アドビが配信を開始した「Adobe Photoshop Camera」。さまざまな種類の「レンズ」を切り替えることで、大胆な加工を施した写真を簡単に撮影できるのが特徴だ
アドビが配信を開始した「Adobe Photoshop Camera」。さまざまな種類の「レンズ」を切り替えることで、大胆な加工を施した写真を簡単に撮影できるのが特徴だ
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