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 NTTドコモは2021年1月23日、eスポーツリーグの新ブランド「X-MOMENT」を設立すると発表した。近年人気が高まっているeスポーツ事業に力を入れる姿勢を示した同社だが、リーグの中にはスマートフォン向けタイトルだけではなく、パソコン向けタイトルも含まれている。一体なぜだろうか。

ドコモがeスポーツリーグのブランドを設立

 近年国内でも盛り上がりを見せつつあるeスポーツ。様々な企業が参入を表明しているが、中でも大きな動きを見せたのが、携帯電話最大手のNTTドコモだ。

 同社は2020年11月5日の新サービス・新商品発表会でeスポーツ事業への参入を発表、韓国Krafton(クラフトン)が提供するスマートフォン向けバトルロイヤルゲーム「PUBG MOBILE」のeスポーツプロリーグ「PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE SEASON 1」などを開催すると発表したのだ。

 リーグ開始を控えた2021年1月23日には、同社はeスポーツに関するより具体的な取り組みを発表。それが「X-MOMENT」ブランドの設立だ。NTTドコモの常務執行役員 スマートライフビジネス本部長の森健一氏は、発表会で同ブランドの設立や、同社がeスポーツに参入するに至った経緯について説明している。

NTTドコモは2021年1月23日、eスポーツリーグの「X-MOMENT」ブランドの設立を発表。2つのゲームのeスポーツリーグを運営するとしている(出所:NTTドコモ)
NTTドコモは2021年1月23日、eスポーツリーグの「X-MOMENT」ブランドの設立を発表。2つのゲームのeスポーツリーグを運営するとしている(出所:NTTドコモ)
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 森氏によると、国内のeスポーツ市場は2019年の61億円から、2022年にはその2倍となる122億円に成長すると予測され、今後大きな盛り上がりが期待されているとのこと。ただ一方で、海外に大きく出遅れているという。

 実際、日本でのeスポーツによる獲得賞金総額は先行する米国や中国、韓国などと比べ大きく劣る水準にある他、視聴者数も米国の6分の1にすぎないと、同氏は指摘している。だがその分成長余地も大きく、eスポーツの支援に乗り出すことで日本の選手が海外で活躍できる機会を増やすことにもつながると、X-MOMENTの設立に至った理由を説明している。

日本におけるeスポーツの市場はまだ大きく育っておらず、eスポーツの視聴者数も米国の6分の1と低い水準にあるという。画像は2021年1月23日に実施された「ドコモeスポーツリーグ発足セレモニー」のスクリーンショット
日本におけるeスポーツの市場はまだ大きく育っておらず、eスポーツの視聴者数も米国の6分の1と低い水準にあるという。画像は2021年1月23日に実施された「ドコモeスポーツリーグ発足セレモニー」のスクリーンショット
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