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 米Apple(アップル)は米国時間の2021年9月14日に「iPhone 13」シリーズなどの新製品発表イベントを開催。フィットネスサービスの「Apple Fitness+」も新たに15カ国で追加提供となり、21カ国で利用可能になるなど強化が図られた。その一方で、日本は今回も対象とならなかった。アップルがApple Fitness+の対象国の拡大に慎重なのは、フィットネス文化の違いが影響しているといえそうだ。

サービス強化が発表されたが日本は依然対象外

 米国時間の2021年9月14日に実施されたアップルの新製品発表イベントは、今回もiPhoneの新機種「iPhone 13」シリーズや、第6世代の「iPad mini」などが発表されたことから大いに注目を集めた。今回はハードに関する内容が中心だった発表会だが、アップルがここ最近力を入れているサービスについても、新たな発表があった。

 それはApple Fitness+に関するものだ。これは2020年より米国などで提供されているサブスクリプション型のフィットネスサービス。iPhoneや「Apple TV」などでダンスやヨガ、サイクリングなど様々なワークアウトの映像を見ながらそれを実践するというものだが、Apple Watchで測定した心拍数などを画面に表示する仕組みなどが備わっているなどApple Watchと密接に連携するのが大きな特徴だ。

 そして先の発表イベントでは、Apple Watchの新製品「Apple Watch Series 7」に合わせる形でApple Fitness+の新機能について紹介されている。メディテーション(瞑想、めいそう)やピラティスなど新しいタイプのワークアウトの追加、そしてFaceTimeを使って複数人で映像をシェアする新機能「SharePlay」(iOS 15で提供予定)を使い、最大32人で同時に実践できるグループワークアウトなどがその代表例となる。

 だが日本で注目されたのは、やはりApple Fitness+の提供国であろう。Apple Fitness+がもともと提供されていたのは米国や英国など、英語圏の6カ国に限られていた。日本でもサービスは提供されておらず提供国の拡大が期待されていた。

 アップルは今回、新たに15カ国でApple Fitness+の提供を開始すると発表している。だが追加されたのは欧州や南米、中東の国々が主体で、アジアはインドネシアとマレーシアのみ。日本は含まれていなかったことから、国内でサービス提供を期待する人たちからは落胆の声が多く聞かれた。

アップルは2021年9月14日(米国時間)の発表会で「Apple Fitness+」の強化策を打ち出しており、新たに15カ国での提供を開始するとしている
アップルは2021年9月14日(米国時間)の発表会で「Apple Fitness+」の強化策を打ち出しており、新たに15カ国での提供を開始するとしている
(出所:アップル)
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