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ステージ制の廃止で長期優待ポイントに影響

 だが一方で、従来のauポイントプログラムと比べると非常に大きな変化点がある。それは「ステージ制」の廃止だ。

 ステージ制とは、「au」「UQ mobile」の通信サービスや、「auスマートパスプレミアム」「au PAY」などKDDIが提供するauサービスの3カ月間の利用状況に応じてスコアが増え、そのスコアに基づき「レギュラー」から「プラチナ」まで4段階のステージが判定されるという仕組み。auの回線契約年数に応じて誕生月に付与される「長期優待ポイント」の付与数や、eコマースの「au PAYマーケット」でのポイント付与率などが、ステージごとに変わるというのが特徴だ。

 だが2022年7月5日以降、au Ponta ポイントプログラムに移行することでこのステージ制が廃止されることとなる。これで影響を大きく受けるのが、ステージ制を採用していた先の2つのサービスである。

 中でも多くの人に影響を与えるのは長期優待ポイント。現在ステージに応じて付与されている長期優待ポイントが、2022年7月1日以降はステージに関係なく、同じ年数とプランであれば同じポイントが付与されるようになるのだ。それゆえau回線の契約年数が短いプラチナステージ獲得者などは、ステージ制の廃止によって付与されるポイントが大幅に減ってしまう。

2022年7月1日以降の長期優待ポイント。ステージ制廃止により基準が年数のみとなり、上位のステージ獲得者は損をするケースが増える
2022年7月1日以降の長期優待ポイント。ステージ制廃止により基準が年数のみとなり、上位のステージ獲得者は損をするケースが増える
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 さらに、2022年12月1日以降は長期優待ポイント自体の仕組みが大幅に変更され、付与するポイントが一層減ることとなる。例えば「使い放題MAX 5G」などの契約者は従来、16年超の利用で毎年3000ポイントを獲得できていたが、2022年12月以降はもらえるポイントの上限が10年超で1000ポイントとなるため、従来と比べ2000ポイントの損になる。

2022年12月1日以降の長期優待ポイント。ポイント付与の年数基準が3段階となり、付与ポイント上限も減ることとなる
2022年12月1日以降の長期優待ポイント。ポイント付与の年数基準が3段階となり、付与ポイント上限も減ることとなる
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 その一方で、au Ponta ポイントプログラムでは新たに、毎月5のつく日と「Pontaの日」(8日)に、対象のau PAY加盟店でau PAYのコード支払いを利用したときのポイント還元率が最大5%になる特典を提供するとのこと。KDDIではこの施策と新しい長期優待ポイントを合わせて、年間最大7000ポイントの還元が受けられるとしている。だが、上限までポイント還元を受けるには毎月au PAYのコード支払いで決済をしなければならない。

新たに「5のつく日」と「Pontaの日」にau PAYのコード決済による支払いをすると、還元率が最大5%になる特典が用意。au PAYのコード決済利用を促進する施策と考えられる
新たに「5のつく日」と「Pontaの日」にau PAYのコード決済による支払いをすると、還元率が最大5%になる特典が用意。au PAYのコード決済利用を促進する施策と考えられる
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