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 関西電力系の通信事業者であるオプテージは2022年6月1日、IoT機器やプラットフォーム事業を手掛けるリンクジャパンと提携。それを受けて東京・渋谷にスマートホームIoTを体験できるショールームを開設した。両社の取り組みからはスマートホームを普及させる上で重要な要素が見えてくる。

スマートホームのショールームを東京に開設

 IoT機器やスマートフォン、スマートスピーカーなどを組み合わせ、家電などをコントロールして快適な住環境を実現するスマートホーム。その実現に向けた取り組みはかなり前から進められているが、現在のところ多くの家庭にスマートホームが普及し、利用が進んだとは言い難い。

 だがスマートホームの普及に向けては様々な企業が取り組みを進めているようで、中でもここ最近大きな発表をしたのがオプテージである。オプテージは、関西では固定ブロードバンドサービスの「eo光」、また全国的にもMVNOによるモバイル通信サービス「mineo」を展開している通信事業者だ。

 そのオプテージがスマートホームに向けた新たな取り組みとして、2022年6月1日に打ち出したのがリンクジャパンという企業と資本業務提携を締結したことである。リンクジャパンはIoT機器やIoTプラットフォームなどを手掛けるベンチャー企業で、住宅向けスマートホームプラットフォーム「eLife」を多くの不動産会社に提供するなど、スマートホーム関連事業で多くの実績を持つ。

 両社は2018年ごろから協業してスマートホームサービスを展開してきたといい、スマートホームサービスの全国展開を進めるとともに、新しいサービスの開発を早期に進めるためより踏み込んだ提携に至ったとのこと。その提携による新たな取り組みとして、オプテージは東京・渋谷にあるmineoの実店舗「mineo渋谷」に、スマートホームのショールームを、提携と同日の2022年6月1日に開設している。

 これはリンクジャパンのIoTプラットフォームを活用し、様々なメーカーの家電などを接続、コントロールできるようにしたスマートホームのショールーム。コンシューマー向けサービスを展開するmineoの施設内に設置されてはいるが、mineoの事業と直接関係しているわけではなく、基本的にはスマートホームの導入を検討している企業向けの施設となるようだ。

オプテージが「mineo渋谷」内に開設したスマートホームのショールーム。リンクジャパンのスマートホームプラットフォームが用いられており、設置された多くの家電をスマートフォンなどからコントロールできる。写真は2022年6月1日、mineo渋谷にて筆者撮影
オプテージが「mineo渋谷」内に開設したスマートホームのショールーム。リンクジャパンのスマートホームプラットフォームが用いられており、設置された多くの家電をスマートフォンなどからコントロールできる。写真は2022年6月1日、mineo渋谷にて筆者撮影
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